2016全日本ロードレース 開幕戦 筑波サーキット 決勝レース

2016/04/10

AI2Q4704race22016全日本ロードレース開幕戦筑波、決勝レースが開催されました。決勝日も好天に恵まれ、雲は多めながら春らしい穏やかな気候でした。

J-GP2クラスは昨日の計時予選の順番でグリッドに整列します。
ポールポジションは今年Team KAGAYAMAに移籍した#94浦本修充(Team KAGAYAMA)。2番グリッドは今年J-GP2クラスへステップアップした#55國峰啄磨(H43 Team-NOBBY)、3番グリッドは昨年J-GP3チャンピオンを獲得してステップアップしてきた#634水野涼(MuSASHi RT HARC-PRO.)の上位3台。

AI2Q4870race2午後2時30分決勝レーススタート!ホールショットは浦本が奪います。#70岩崎 哲朗(OGURAclutch with パワービルダー)、#2生形秀之(エスパルスドリームレーシング)、#44関口太郎(MISTRESA with HARC-PRO.)、水野と続き、國峰はスタートで出遅れて5番手まで後退します。

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2周目に生形が2番手に浮上、國峰はスタートで出遅れたものの果敢に攻めてラップごとに順位を上げ、4周目には生形もかわして2番手まで浮上、トップを行く浦本を追い上げます。素晴らしいスタートを切ってトップに立った浦本はすぐ背後から國峰の激しいプッシュを受けますが安定してトップを走行、一度もトップの座を渡すことなくポール・トゥ・ウィン、昨日のレース1に引き続き、開幕2連勝を飾りました!

AI2Q4876race2実は昨日の計時予選の転倒で右腕を痛め、今朝は自分でヘルメットを脱ぐことさえできなかった生形、一度は國峰にかわされたもののファイナルラップに國峰をかわして2番手浮上!見事2位表彰台を獲得、SUZUKIのワン・ツーフィニッシュとなりました。3位に國峰、4位に水野、5位#17石塚健(Willraiseracing-RS-ITOH)、6位井筒仁康(Willraiseracing-RS-ITOH)、7位#44関口太郎、8位三原壮紫(H43 Team-NOBBY)、9位渥美心(au&テルル・Kohara RT)、10位大木崇行(MOTO BUM+虎の穴)の上位10位でした。

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AI2Q4323race2 J-GP3クラス決勝レースは10:20にスタート。この週末ただ一人59秒台に入れて速さを見せつけた#634栗原佳祐(MuSASHi RT HARC-PRO.)はスタートで出遅れ4番手まで後退しますが、3周目にトップに立つとスパートをかけてそのままトップチェッカー、ポール・トゥ・ウィンを飾ります。ベテラン#56小室旭(Team P.MU 7C)が#36徳留真紀(CLUB PLUSONE)とのバトルに競り勝ち2位表彰台、徳留は3位表彰台獲得です。

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また、女性ライダーとして昨年から速さに加えて強さがついてきた全日本ロードレースフル参戦7シーズン目を迎える#13岡崎静夏(UQ&テルル・Kohara RT)が自己最高位6位に入賞しました。

ST600クラスは荒れました。スタート11周目に転倒したマシンがコース上に残ったため赤旗中断、10周終了時の順位を第1レースとして扱い、第2レースは第1レースの順にグリッド整列してスタートしますが、直後にホームストレート上で転倒、再び赤旗中断となります。再スタート後のホールショットは#65チャランポン・ポラマイ(Yamaha Thailand Racing Team)が奪い、#8岩戸亮介(Team高武RSC)と激しいトップ争いを演じますが、なんと13周目に2台とも転倒、代わりにトップに立った#73名越哲平(MuSASHi RT Jr.)がそのままチェッカー、全日本ロードレース初優勝を飾ります。

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次戦は2週間後の4月22日(金)〜4月24日(日)三重県・鈴鹿サーキットで開催される全日本ロードレース第2戦。いよいよ最高峰クラスJSB1000クラスが開幕を迎えます!

photo & text : koma