2016全日本ロードレース 第3戦 ツインリンクもてぎ 決勝レース

2016/05/30

AL2H2441 全日本ロードレースシリーズ第3戦の決勝レースが栃木県・ツインリンクもてぎで開催されました。関東地方で唯一全クラス開催される大会です。各クラスとも息詰まるバトルが展開されましたが、JSB1000クラスは#1中須賀克行(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)がポール・トゥ・ウィン!1年前のここモテギ大会から続く連続ポール・トゥ・ウィン記録は9回となりました。また、#12津田拓也(ヨシムラ スズキ シェルアドバンス)は最終ラップに勝負を仕掛けて4番手から2位表彰台を獲得しました。

AI2Q3488決勝日は朝から青空が広がる好天、気温29度、路面温度50度と、このレースウィークで最も厳しいコンディションとなりました。

AL2H2303_214:25、JSB1000クラス決勝スタート。ホールショットは#1中須賀が奪い、#87柳川明(TEAM GREEN)、#49渡辺一馬(F.C.C. TSR Honda)、#12津田、#26渡辺一樹(TEAM GREEN)、#7野左根航汰(YAMALUBE RACING TEAM)と続きます。

AI2Q3104_2#1中須賀は序盤から飛ばしていきます。3周目には1分49秒576のファステストラップをたたき出し、6周目には2番手#87柳川に5.678秒もの差をつけて早くも一人旅の様相を呈してきます。

AI2Q3352中須賀の後方、単独2番手走行の#87柳川に、#7野左根、#12津田、#26渡辺一樹が近づき、12周目には約1秒の中にこの4台がひしめくひとつのパックになります。この4台は順位を入れ替えながら2番手争いを展開します。9周目に#7野左根が#87柳川をかわして2番手浮上、しかし11周目に再び#87柳川が抜き返します。

AI2Q93734番・5番手争いは13周目に#26渡辺が#12津田をかわして4番手浮上。15周目にもう一度#7野左根が#87柳川をパスして2番手浮上、そのまま21周目まで2位争い集団を引っ張ります。

AI2Q2162_2この頃にはバックマーカーがでており、トップ#1中須賀は上手に処理しながら2位集団に約20秒の差をつけて独走を続けます。そして迎えたファイナルラップ。「最終ラップで勝負をかけるつもりだった」という#12津田、130R立ち上がりで#26渡辺にバックマーカーが絡み失速した隙に、#26渡辺をパス、その勢いで前を行く#7野左をS字でかわして2番手に浮上します!

AL2H2402そのままチェッカー、優勝は#1中須賀、9戦連続のポール・トゥ・ウィン!2位には最後でかわした#12津田、3位には#7野左根、のトップ3です。

AL2H2418全日本ロードレース第3戦ツインリンクもてぎJSB1000クラス上位10位の結果以下の通りです。

優勝:#1 中須賀 克行 YAMAHA FACTORY RACING TEAM
2位:#12 津田 拓也 ヨシムラスズキシェルアドバンス
3位:#7 野左根 航汰 YAMALUBE RACING TEAM
4位:#26 渡辺 一樹 Team GREEN
5位:#87 柳川 明  Team GREEN
6位:#634 高橋 巧 MuSASHi RT HARC-PRO.
7位:#104 山口 辰也 TOHORacing
8位:#85 中冨 伸一 HiTMAN RC甲子園ヤマハ
9位:#32 今野 由寛 MotoMap SUPPLY
10位:#39 酒井 大作 Rosetta Motorrad39

AI2Q2850午前中に行われたJ-GP3クラスの決勝レースは#36徳留真紀(CLUB PLUSONE)がベテランの上手い展開で見事ポール・トゥ・ウィンを達成します。

AI2Q0530_2J-GP2クラスは波乱の展開となり、このサバイバルゲームを制したのは#94浦本修充(Team KAGAYAMA)。これで開幕3連勝です!

AI2Q2418ST600クラスは、若手ライダー#6岩戸亮介(Team 高武 RSC)との一騎打ちに勝利した#65チャランポン・ポラマイ(Yamaha Thailand Racing Team)が優勝を飾りました。

photo & text : koma

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