2017 全日本ロードレース第5戦 オートポリス JSB1000クラス 公式予選

2017/06/29

豪雨の予選を制した浦本修充がJSB1000クラス初ポールポジション獲得! AB6I4339_2

全日本ロードレース第5戦「KYUSHU MOTORCYCLEFESTA 2017」が大分県:オートポリスサーキットで開催された。週末の天気予報では雨だったが、金曜日のART合同走行では時より陽が差す天候、蒸し暑いがドライコンディションで走行が行われた。

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ART合同走行は2本目にトップタイムを出した#12 津田拓也(ヨシムラスズキMOTULレーシング)が1分48秒717で総合トップに立つ。2番手には#634 高橋巧(MuSASHi RT HARC-PRO.)1分48秒942、3番手には#23 渡辺一馬(Kawasaki Team GREEN)1分48秒955、この上位3台が48秒台。4番手は#1 中須賀克行(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)1分49秒274、5番手には#50 濱原颯道(ヨシムラスズキMOTULレーシング)

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迎えた公式予選。朝から雨に加えて山の天気特有の深い霧に包まれたオートポリス。午前中に組まれていた公式予選は全て中止。このまま霧が晴れなければ全クラス中止かと思われたが、JSB1000クラスの予選開始時刻前から霧が晴れてきた。スケジュール変更に伴いノックアウト方式の公式予選は35分間の計時予選に変更。12:50スタートから大幅に遅れて14:35、公式予選スタート。

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霧は晴れたものの相変わらず雨は降り続き、コース上にはところどころ川ができる難しいコンディション。まず飛び出しのは雨を得意とする#94 浦本修充(Team KAGAYAMA)「天候不順なので最初にタイムを出そうと思った」という浦本の読みが当たる。同じく雨と相性が良いダンロップタイヤを履く#71 加賀山就臣(Team KAGAYAMA)も序盤からタイムを刻んでくる。このウィークに入って初めての雨、セットアップの確認を行うために慎重に入るチームが多く、2分9秒〜12秒台で走行するチームに対し、浦本と加賀山は2分6秒、5秒台で周回する。

AB6I4045_2予選スタートから約10分、急に雨脚が強くなり、あっという間に豪雨となる。各車ペースダウン、ピットに戻るライダーも多くいた。豪雨は収まり雨脚は開始当初と同じくらいにはなったが路面はヘビーウェット、かなりの雨量がコース上に残った。結局後半にタイムを伸ばせたライダーは出てこず、浦本が5周目に出した2分3秒970がポールタイムとなる。唯一の3秒台、浦本は最高峰クラス初ポールポジション獲得となった。そして、2番グリッドにつけたのが地元ライダー#59荒瀬貴(TEAM IZUMI With マッハ)である。鈴鹿4時間耐久レースで秋吉耕佑とペアを組んだことがあると言う荒瀬は序盤、浦本の背後にピタリとつけて走行を続け2分4秒168という好タイムを出していた。

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予選3番手は加賀山、2分5秒553。序盤にスパートをかけたが浦本に及ばず悔しい3番手グリッド。4番手は高橋巧2分6秒972。ブリヂストンタイヤ最上位。5番手に#39 酒井大作(Team Motorrad39)2分8秒130。市販マシンで闘う酒井、堂々5番グリッド獲得である。 

全日本ロードレース第5戦「KYUSHU MOTORCYCLEFESTA 2017」公式予選上位10位は以下の通り。

ポールポジション:#94 浦本修充 Team KAGAYAMA 2’03.970
2:#59 荒瀬 貴 TEAM IZUMI With マッハ 2’04.168
3:#71 加賀山 就臣 Team KAGAYAMA 2’05.553
4 : #634 高橋 巧 MuSASHi RT HARC-PRO 2’06.972
5 : #39 酒井 大作 Team Motorrad39 2’08.130
6 : #50 濱原 颯道 ヨシムラスズキMOTULレーシング 2’08.373
7 : #23 渡辺 一馬 Kawasaki Team GREEN 2’08.530
8 : #47 上和田 拓海 Webike チームノリックヤマハ 2’09.082
9 : #46 松﨑 克哉 Kawasaki Team GREEN 2’09.305
10 : #88 清成 龍一 MORIWAKI MOTUL RACING 2’09.649

photo & text : koma