2017鈴鹿8時間耐久ロードレース 公式予選/TOP10トライアル

2017/07/31

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2017年の鈴鹿8時間耐久ロードレース。YAMAHA FACTORY RACING TEAMが3連覇を達成するのか、ホンダが巻き返しを図り昨年の雪辱を果たすのか、節目節目に勝ってきた第1回大会優勝のヨシムラが勝つのか、昨年2位表彰台のKawasaki Team GREENが勝つのか、予断を許さない状況の中、40回大会が開幕した。また今年は40回記念大会。EWC世界耐久選手権の最終戦にプログラムされ、年間チャンピオンが鈴鹿で決定する。

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7/28(金)公式予選が開催された。今年から第1、第2、第3ライダーという呼称から「ライダーBlue」「ライダーYellow」「ライダーRed」とちょっと聞き慣れない呼称に改められた。予選方式も変更となった。従来はチームの中で「最速ライダーのタイム」でグリッドが決定していたのだが、今年は「3(2)人の平均タイム」が記録として採用されることになった。誰かひとり速いライダーがいただけでは予選上位に入れない。3人がタイム差なく平均して速く走る必要がある。

SL5A06423人のライダーが20分ずつ2回のセッションを走行する。どちらか速い方のタイムを合算して平均タイムを算出する。計時予選トップは#21YAMAHA FACTORY RACING TEAM。中須賀克行2分6秒779、アレックス・ロウズ2分6秒405、マイケル・ファンデル・マーク2分8秒154、3人の平均は2分7秒116。圧倒的な速さである。

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2番手は#12ヨシムラスズキMOTULレーシング。シルバン・ギュントーリ2分7秒508、ジョシュ・ブルックス2分8秒134、津田拓也2分6秒929、3人の平均は2分7秒523。ヨシムラも3人のタイム差が少ない。

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計時予選3番手は#634MuSASHi RT HARC-PRO.Honda。高橋巧2分7秒524、ジャック・ミラー2分7秒586、中上貴晶2分7秒504、平均タイムは2分7秒538

SL5A04504番手は#11Kawasaki Team GREEN。渡辺一馬2 分7秒490、レオン・ハスラム2分7秒398、アズラン・シャー・カマルザマン2分8秒715、平均タイムは2分7秒867

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5番手は#5F.C.C. TSR Honda。ドミニク・エガーター2分7秒371、ランディ・ドゥ・プニエ2分7秒689、ジョシュ・フック2分8秒698、平均タイムは2分7秒919。

上位5番手までは平均タイムが2分7秒台、3人の平均が7秒台とはかなりの速さである。以下
6番手:#7 YART-YAMAHA。平均タイム28176
7番手:#71 Team KAGAYAMA。平均タイム2分8秒553
8番手:#19 MORIWAKI MOTUL RACING。平均タイム2分8秒796
9番手:#25 Honda鈴鹿レーシングチーム。平均タイム2分8秒984
10番手:#22 SatuHATI Honda Team Asia 。平均タイム2分9秒295

この10チームが、土曜日のTOP10トライアルに進出して、ポールポジションから10番グリッドまでを決定する。11番グリッド以下は金曜日の計時予選タイムで決まる。

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7/29(土)鈴鹿8耐独自のスペシャルステージで、1周限りのタイムアタックを行う「TOP10トライアル」が開催された。2人のライダーが計時予選10位〜6位、5位〜1位の順にコースインして、速いライダーのタイムが記録される。計時予選下位でもここイチバンの一発タイムを出せばポールポジションを獲れる可能性がある。反面、転倒すれば上位から10位に落ちるリスクもある。

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最初にコースインしたのは#22 D.E.プラタマ。2分9秒966。これがターゲットタイムになり、次のライダー#25 亀井雄大がコースイン。しかし、二輪シケインで転倒、ノータイムとなってしまう。3番目にコースインしたのは#19清成龍一。二輪シケインに残った砂に足元をすくわれながらも2分8秒178。計時予選10位〜6位の前半10人の中で最速は#7YART-YAMAHAのブロック・パークス:2分7秒634。

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計時予選5位〜1位の10人によるタイムアタックがスタートする。#5ランディ・ドゥ・プニエが#7のタイムを上回る2分7秒156。暫定トップに立つ。続く#11渡辺一馬は#5ランディのタイムを上回ることができず暫定2位。続いて#12シルバン・ギュントーリがコースイン。しかし、二輪シケインで転倒、ノータイムとなってしまう。転倒シーンを横目で見ながら#21中須賀克行がタイムタックに入る。

AB6I5858セクター1、セクテー2で最速タイムを示す赤マーク。さらにセクター3では0.565秒も速い赤マーク!2分6秒000のレコードを更新するか!と場内が固唾を飲みながらタイムを見守る。2分6秒036!このウィークで最速。コースレコードまで100分の3秒足りなかった。これで#21が暫定トップ。

残すは5人のライダーとなった。

#5ドミニク・エガーターも2分6秒600、続く#11レオン・ハスラムはセクタ−2で中須賀を0.078秒上回る赤マーク。しかし西コースでタイム更新できず2分6秒381。#634中上貴晶は、セクター1で0.014秒中須賀を上回る赤マーク。しかし後半タイムが伸びず2分6秒671。

AB6I6511 残すはあとふたり。#12津田拓也がコースイン。セクター1でマイナス0.201秒、セクター2ではマイナス0.024秒の赤マーク!これは?!と場内が注目する中、津田のタイムは2秒6秒282。タイム更新ならず。「今年Qタイヤを初めて履いたが(今までは決勝レース用タイヤでTOP10トライアルを走っていた)、もっと攻められた。攻めきれず残念」と津田。

これで#21YAMAHA FACTORY RACING TEAMのポールポジションが確定した。残るは、誰のタイムがポール記録となるか、に注目が集まる。#21アレックス・ロウズが最後のライダーとしてコースイン。セクター1:マイナス0.131秒、セクター2:マイナス0.079秒!つづくセクター3はやや遅れてプラス0.018秒。そして戻ってきたアレックスのタイムは2分6秒225。

中須賀の2分6秒038がポールポジションタイムとなる。昨年、一昨年とチームメイトだったポル・エスパロガロにタイムで負けていた中須賀、レコードまであと一歩だったが堂々の記録でポールポジション獲得である。

第40回鈴鹿8時間耐久ロードレース トップ10トライアルの結果は以下の通り

ポールポジション:#21YAMAHA FACTORY RACING TEAM(中須賀克行/アレックス・ロウズ/マイケル・ファンデル・マーク組)
2:#12 ヨシムラスズキMOTULレーシング(津田拓也/ジョシュ・ブルックス/シルヴァン・ギュントーリ)
3:#11 Kawasaki Team GREEN(渡辺一馬/レオン・ハスラム/アズラン・シャー・カマルザマン)
4:#5F.C.C. TSR Honda(ドミニク・エガーター/ランディ・ドゥ・プニエ/ジョシュ・フック) 215周
5:#634MuSASHi RT HARC-PRO. Honda(高橋巧/ジャック・ミラー/中上貴晶)
6:#7 YART-YAMAHA (ブロック・パークス/野左根航汰/マービン・フリッツ)
7: #19 MORIWAKI MOTUL RACING(高橋裕紀/清成龍一/ダン・リンフット)
8:#25 Honda Suzuka Racing Team(日浦大治朗/亀井雄大/安田毅史)
9:#71 Team KAGAYAMA(加賀山就臣/ハフィス・シャーリン/浦本修充)
10:#22 Satu HATI. Honda Team Asia(ディマス・エッキー・プラタマ/ザクワン・ザイディ/ラタポン・ウイライロー)

Photo & text :Toshiyuki KOMAI
special thanks: photo Toshiya Onishi

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