2018全日本ロードレース第2戦鈴鹿 ART合同走行

2018/04/20

ART合同走行、中須賀克行がひとり2分5秒台でトップ!! 2番手ホンダワークス高橋巧、3番手カワサキの渡辺一馬

開幕戦から2週間後、全日本ロードレース第2戦が三重県:鈴鹿サーキットで開幕した。金曜日に行われたART合同走行。2本の総合トップは開幕2連勝と勢いに乗っている中須賀克行(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)がただ一人2分5秒台の圧倒的な速さ。2番手にホンダワークス高橋巧(Team HRC)、3番手に渡辺一馬(Kawasaki Team GREEN)がつけた。

二輪と四輪の併催レースとしてすっかりお馴染みとなった「NGK SPARK PLUGS SUZUKA 2&4 RACE」。二輪はJSB1000クラスのみの開催となる。また、今大会は鈴鹿8耐への参加権を獲得するための「8耐トライアウト」2ndステージを兼ねているのでエントリー台数が74台と非常に多い。そのため、走行枠をAグループ、Bグループに分けてフリー走行、予選を行う。

今大会も今シーズンから取り入れられた2レース制。土曜日に公式予選とレース1、日曜日にレース2が開催される。開幕2連勝した中須賀がひとつアタマ抜け出した感もあるが、今年からワークス復活したホンダのTeam HRC:高橋巧も黙ってはいない。開幕前に骨折のケガを負い、十分な走り込みができずに迎えた開幕戦もてぎでは2位表彰台を獲得した。

カワサキ移籍2年目、Kawasaki Team GREENのエースとして走る渡辺一馬。開幕戦レース2では最後まで渡辺一樹(ヨシムラスズキMOTULレーシング)と熾烈なバトルを展開して3位表彰台を獲得。本日の走行でも2分6秒台にいれるタイムをたたきだした。

総合4番手は今年から新体制となった秋吉耕佑(au・テルルMotoUP RT)。秋吉も6秒台に入れる2分6秒948。

総合5番手は津田拓也(ヨシムラスズキMOTULレーシング)2分7秒222。開幕戦は歯車が合わず悔しいレースだったがこの第2戦で流れを変えたいところだ。1

6番手に野左根航汰(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)2分7秒581。開幕戦のレース2では2位表彰台に入り、ヤマハファクトリー1-2フィニッシュを決めた。7番手に渡辺一樹の2 分7秒734。8番手に昨年のJ-GP2クラスチャンピオン、今年から最高峰クラスに挑戦する水野涼(MuSASHi RT HARC-PRO. Honda)2分8秒282。9番手に昨年ST600チャンピオンから一気に最高峰クラスのへスイッチした前田恵助(YAMALUBE RACING TEAM)2分8秒447。10番手にMORIWAKI MOTUL RACINGの高橋裕紀。2分8秒477。上位陣では唯一ピレリタイヤを装着。開幕戦もてぎでは高橋裕紀は4位、5位、チームメイトの清成龍一が3位表彰台するなど活躍に期待される。

ART合同走行総合の上位10位は以下の通り。

1:#21 中須賀克行YAMAHA FACTORY RACING TEAM  2’05.956
2:#1 高橋巧Team HRC  2’06.316
3:#11 渡辺一馬Kawasaki Team GREEN 2’06.828
4:#090 秋吉耕佑au・テルルMotoUP RT  2’06.948
5:#12 津田拓也ヨシムラスズキMOTULレーシング2’07.222
6:# 5 野左根航汰YAMAHA FACTORY RACING TEAM #5  2’07.581
7:#26 渡辺一樹ヨシムラスズキMOTULレーシング2’07.734
8:#634 水野涼MuSASHi RT HARC-PRO. Honda 2’08.282
9:#75 前田恵助YAMALUBE RACING TEAM 2’08.447
10:#72 高橋裕紀MORIWAKI MOTUL RACING 2’08.477

photo & text : Toshiyuki KOMAI