2019全日本ロードレース開幕戦もてぎ ART合同走行

2019/04/06

2019年シーズン開幕!ART合同走行、高橋巧がコースレコードを超えた。

2019年シーズンの全日本ロードレースが開幕した。場所は栃木県:ツインリンクもてぎ。澄んだ晴天に恵まれた木曜日の特別スポーツ走行からレースウィークがスタート、2日目の金曜日も晴れ。ART合同走行が2本行われ、高橋巧(Team HRC)が1分47秒369とコースレコードを1秒以上上回るタイムをたたき出した。高橋は1週間前に行われた事前テストでも非公式ながら1分47秒1の好タイムをマークしておりシーズン開幕から調子が良さそうである。

2番手は中須賀克行(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)。自身の持つコースレコードを上回る1分47秒687。3番手は中須賀から1000分の1秒差で野左根航汰(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)、中須賀が引っ張る形でランデブー走行を重ね、1分47秒688。ワークスで占めたトップ3台はいずれも47秒台。

4番手はカワサキのエースとして2年目の渡辺一馬(Kawasaki Team GREEN)1分48秒498。5番手はヨシムラ2年目のシーズンを迎えた渡辺一樹(ヨシムラスズキMOTULレーシング)1分48秒697。この2台もコースレコードに迫る好タイムをマークした。

6番手は今シーズンからワークスマシンを貸与された秋吉耕佑(au・テルルMotoUP RT)1分49秒253。監督とライダーの二足のわらじを履く。7番手は最高峰クラス2年目の水野涼(MuSASHi RT HARC-PRO. Honda)1分49秒373。

そして8番手は今年のシーズンオフ最大の話題と言っても良い電撃移籍をした加賀山就臣(ヨシムラスズキMOTULレーシング)9年ぶりにヨシムラに合流した。1分49秒437。ここまでが50秒を切るタイム。

昨年ケガでシーズンの大半を走れなかったYAMALUBE RACING TEAMの前田恵助が9番手で1分50秒167。そして10番手に昨年のJ-GP2クラスチャンピオン、岩戸亮介(Kawasaki Team GREEN)。岩戸も長年在籍していたホンダからカワサキに電撃移籍をした。

いよいよ開幕した今シーズンの全日本ロードレース。全クラスの集合写真撮影がセッション終了後に行われた。今年最後となるJ-GP2クラスのエントリー台数が少ないのが少し残念であるが、今シーズンもどんなドラマを魅せてくれるのか楽しみである。

photo & text : Toshiyuki KOMAI