2015全日本ロードレース第4戦 SUGO 決勝レース

2015/07/05

AI2Q6964_2全日本ロードレース第4戦SUGOスーパーバイク120マイル耐久レースの決勝が行われました。前日から降り続いていた雨は朝には止みましたが、朝のJSB1000クラスフリー走行終了後に雨が落ちだしてJ-GP3クラス、J-GP2クラスはウェット宣言が出されました。
JSB1000クラス決勝の頃には雨も上がり、路面はところどころウェットパッチが残るもののほぼドライ路面となります。午後1時10分、120マイル・52周にわたる長丁場のレースがルマン式スタートで始まりました。

AI2Q6990_2ホールショットを奪ったのは予選4番手の加賀山就臣選手(Team KAGAYAMA)。中須賀克行選手(YAMHA FACTORY RACING TEAM)、高橋巧選手(MuSASHi RT HARC-PRO.)、津田拓也選手(ヨシムラ スズキ シェルアドバンス)、山口辰也選手(TOHO Racing with MORIWAKI)、柳川明選手(TEAM GREEN)、秋吉耕佑選手(au&テルル・Kohara RT)、野左根航汰選手(YAMALUBE RACING TEAM)と続きます。

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2周目の1コーナーで中須賀選手がトップを奪うと後続との差を広げ始めます。しかし、7周目あたりから再び霧雨が降り始め、8周目には雨脚が強くなります。ピットではタイヤ交換の準備を始めますが各車ペースを落としながらそのままスリックタイヤで周回を重ねます。この雨に足元をすくわれたのが高橋選手、コース復帰しますが順位を落とします。その翌周、3コーナーで津田選手、柳川選手、山口選手が相次いで転倒、柳川選手、山口選手はピットに戻りますが津田選手がリタイヤとなります。

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この雨で勢いついたのが加賀山選手と秋吉選手です。加賀山選手は中須賀選手に次いで2番手浮上、そして秋吉選手は14周目にトップを奪います。秋吉選手、中須賀選手、伊藤勇樹選手(41Planning.Global Communication)、加賀山選手によるトップ争いが展開しますが18周目の2コーナーで加賀山選手が転倒、すぐにコース復帰しますが順位を落としてしまいます。

AI2Q7193 雨脚が弱くなってくると今度は中須賀選手がスパートをかけます。20周目に秋吉選手をかわして再びトップを奪い返します。その後中須賀選手はさらにペースアップ、後続との差を広げていきます。21周目に浦本修充選手(MuSASHi RT HARC-PRO.)が秋吉選手をかわして2番手に浮上します。

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32周目に中須賀選手がピットイン、それまでの貯金があるので2番手でコース復帰します。その間にトップに立っていた秋吉選手が34周目にピットイン、再び中須賀選手がトップに立ちます。そのまま中須賀選手が2番手以降に45.2秒の大差をつけて優勝!昨年、悔しい思いをしたここSUGOでポール・トゥ・ウィンと言う形で返しました。2位には浦本選手がJSB1000クラス初の表彰台を獲得、3位にはジョシュ・フック選手とのバトルを制した野左根航汰選手/藤田拓哉選手組が入ります。

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SUGOスーパーバイク120マイルレース JSB1000クラス上位10位の結果は以下の通りです。
優勝:YAMHA FACTORY RACING TEAM 中須賀克行選手
2位:MuSASHi RT HARC-PRO. 浦本修充選手
3位:YAMALUBE RACING TEAM 野左根航汰選手/藤田拓哉選手
4位:F.C.C. TSR Honda ジョシュ・フック選手
5位:au&テルル・Kohara RT 秋吉耕佑選手/渡辺一馬選手
6位:Team KAGAYAMA 加賀山就臣選手
7位:41Planning.Global Communication 伊藤勇樹選手
8位:CONFIA Flex Motorrad39 酒井大作選手/武石伸也選手
9位:Moto Map SUPPLY 今野由寛選手
10位:HondaDream高崎B’WISE RT中央前橋 清水郁巳選手/大木崇行選手

photo & text : koma

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