[ playback ] All Japan Road Race 2014 Rd7. OKAYAMA

AI2Q59062014年の全日本ロードレースを振り返ります。第7戦は9月27日、28日、秋晴れの爽やかな空気に包まれた岡山国際サーキットで開催されました。このレースで亀谷長純選手が今シーズンをもって現役引退するというショッキングな発表がありました。。

IMG_7278J-GP3クラスは、このクラスを象徴する大接戦となりました。序盤は初ポールポジションを獲得した作本輝介選手、大久保光選手がトップを奪い合い、先頭集団は9台にまで膨れあがる混戦。レース中盤に山田誓己選手がトップに立ち、ペースを上げてそのまま逃げ切るかと思いきや、作本選手、徳留真紀選手、予選10番手からジャンプアップした伊達悠太選手、水野涼選手たちがそれを許さずと追い上げ、先頭の4台が団子状態で迎えたファイナルラップ。山田選手が抑え切り今季2勝目を挙げます。2位には作本選手、その差なんと0.05秒、3位には伊達選手が嬉しい初表彰台です。4位は水野選手。トップから0.193秒の中に4台が入る大接戦でした。

ST600クラスは、ポールポジションを獲得した小林龍太選手がホールショットを奪い序盤から飛ばしていきます。伊藤勇樹選手、大崎誠選手、近藤湧也選手、國川浩道選手が続きますが、小林選手が後続との差を広げます。レース中盤、國川選手、近藤選手が転倒を喫して戦列を離れます。伊藤選手と大崎選手が2番手争いを展開している間に小林選手は安定した速さでそのままゴール。一度も抜かれることなくポール・トゥ・ウィンで今季2勝目を挙げます。2位は大崎選手、3位は伊藤選手でした。

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J-GP2クラスは渡辺一馬選手がコースレコードを上回るタイムでポールポジションを獲得。決勝レースでは高橋裕紀選手がオープニングラップを制し、井筒仁康選手、岩田悟選手と続き渡辺選手は4番手。高橋選手と井筒選手が抜け出しますが渡辺選手が猛追、トップ争いは3台となります。10周目に井筒選手がまさかの転倒、これで高橋選手と渡辺選手の一騎打ちとなり、11周目にトップに立った渡辺選手がペースを上げてトップチェッカー!クラス初優勝を飾ります。2位に高橋選手、3位に浦本修充選手が入りました。

JSB1000クラスは、コースレコードを更新してポールポジションを獲得した中須賀克行選手がホールショットを奪い、そのまま一気にペースを上げて独走します。2番手争いは高橋巧選手、山口辰也選手、柳川明選手で展開しますが、それぞれ単独走行となります。中須賀選手が危なげない走りで2位に約3秒差をつけてそのままトップチェッカー!今季3勝目を飾ります。2位に高橋選手、3位に山口選手。中須賀選手と高橋選手は7ポイント差で最終戦のチャンピオン争いを迎えます。

JSB1000クラス上位10位の結果は以下の通りです。
優勝:#1 中須賀克行選手 ヤマハYSPレーシングチーム
2位:#634 高橋巧選手 MuSASHi RT HARC-PRO.
3位:#104 山口辰也選手 TOHORacing with MORIWAKI
4位:#87 柳川明選手 TeamGREEN
5位:#85 中冨伸一選手 HiTMAN RC甲子園ヤマハ
6位:#31 野左根航汰選手  NTSチームノリックヤマハ
7位:#71 加賀山就臣選手 Team KAGAYAMA
8位:#26 渡辺一樹選手 TEAM GREEN
9位:#33 藤田拓哉選手  DOG FIGHT RACING・YAMAHA
10位:#32 今野由寛選手 MOTOMAPSUPPLY

photo & text : koma