Team KAGAYAMA「2018シーズンエンドパーティ」

2018/12/16

Team KAGAYAMAの2018年を締めくくる「シーズンエンドパーティ」が神奈川県横浜市・マリンタワー4Fの「THE TOWER RESTAURANT YOKOHAMA」で開催された。

ベイブリッジや横浜公園を望むウッドデッキには鈴鹿8耐を走ったレーシングマシンとTaste of Tsukubaで優勝した片持ちスイングアームのTeam KAGAYAMAオリジナル“カタナ”が展示された。チーム関係者、スポンサー、そしてTeam KAGAYAMAをいつも応援している熱心なファンのみなさまなど100名を超える方々が集まる盛大な会となった。

今シーズン、Team KAGAYAMAは最高峰のJSB1000クラスに加賀山就臣、スペイン選手権に浦本修充が参戦した。

「Team KAGAYAMAを立ち上げて8年目を無事に終えることができたのはサポートいただいている企業さま、ファンのみなさまのおかげです。本当にありがとうございます。今年は全日本ロードレース以外に1980年代の空冷・鉄製フレームのバイクを改造して闘うTaste of Tsukubaというレースに参戦しました。スズキには“カタナ”という伝説のバイクがあるのでそれをTeam KAGAYAMAオリジナルマシンに仕上げて勝つことができました。また新しいことに挑戦して話題を作れたかな、と思っています」と加賀山就臣が挨拶。

続いて浦本修充を紹介「浦本は2016年にTeam KAGAYAMAに加入、その年にJ-GP2クラスでTeam KAGAYAMAにとって初めてのチャンピオンを獲得。非常に嬉しかった」と加賀山。浦本は「前半はどんなに頑張っても一ケタの順位が獲れませんでしたが、後半はトップ争いもできましたし、尻上がりに調子が上がっていったので自分としては成長できたかな、と思っています。」と挨拶。

Team KAGAYAMAを足元から支えている株式会社ダンロップモーターサイクルコーポレーション 販売促進部野口輝行様より乾杯のご発声。「加賀山さんとは1990年からの長いお付き合いです。自分の誇りは2006年加賀山さんが世界からスポット参戦で鈴鹿を走った時に優勝したことです。その年、ダンロップはまだ一勝もできていなくて加賀山さんが勝ってくれたおかげで士気が上がりました。会社の若いメンバーには“頑張って努力を続けていれば必ず結果として実るんだ”と教えています。そして今年、Taste of Tsukubaで2勝を挙げてもらいました。来年はアメリカで開発した“スポーツマックスQ4“を日本で発売しますので加賀山さんにも乗っていただきダンロップの良いところをみなさまにも味わっていただきたいと思います」と乾杯のご挨拶でシーズンエンドパーティがスタートした。

会場には鈴鹿8耐を一緒に闘った世界の芳賀紀行さんも駆けつけていた。「就臣とは小さい頃からずっと一緒にレースをやってきました。メーカー・チームが違えどずっと就臣のことを応援してきました。みなさんもずっとずっと就臣のことを応援してやってください」とエールを送った。

ファンをすごく大切にするTeam KAGAYAMAのメンバーは、お客様と積極的にお話をする。記念撮影に気軽に応え、多くのファンの方がライダーたちの周りに集まって写真を撮っていた。

ほぼ半数の人に当たるのではないかと思われるほどの景品が当たる抽選会は大盛り上がり!

そして横浜を拠点に活動するロックバンド「1-E(イチノイー)」の生演奏。地元が加賀山と同じ横浜の「I-E」はTeam KAGAYAMAをずっと応援しており、鈴鹿8耐のメインステージで演奏した。

楽しいパーティもあっという間に時間は経過し、最後は日本のバイクレース界のお母さんとしてみんなから親しまれている株式会社ヒョウドウプロダクツ兵頭多美江様から「これからも加賀山就臣とTeam KAGAYAMAをよろしくお願いします!」と中締めのご挨拶。

最後に全員で記念撮影。

来年度の活躍を誓い、Team KAGAYAMAの2018年レースシーズンは幕を閉じた。

来年の体制発表はなかったが加賀山就臣のことだ、みんながまた驚くような話題を提供してくれるに違いない。来年もTeam KAGAYAMAの活動からは目が離せない。

Photo & text : Toshiyuki KOMAI