2015全日本ロードレース最終戦 鈴鹿サーキット 決勝レース1

2015/11/03

IMG_2604史上初の快挙、全日本ロードレース最高峰クラス4年連続チャンピオン
歴史を塗り替えたオトコ・中須賀克行選手!

史上初・最高峰クラス4年連続チャンピオンの誕生です。もちろん過去に誰もなし得なかった快挙。中須賀克行選手が2015年全日本ロードレースJSB1000クラスのチャンピオンに輝きました!

AI2Q7553全日本ロードレース最終戦鈴鹿、いよいよ今シーズンのチャンピオンが決まります。このところずっと最終戦は雨にたたられることが多かったのですが今年はレースウィークを通してずっと天候に恵まれました。

最終戦は2レース制、ボーナスポイントとして3ポイントが付加されるので2レースとも優勝すると28+28=56ポイントを獲得できます。チャンピオンの可能性は、中須賀克行選手(YAMHA FACTORY RACING TEAM)、高橋巧選手(MuSASHi RT HARC-PRO.)、野左根航汰(YAMALUBE RACING TEAM)の3名に絞られました。

AI2Q6490レース1は10周のスプリントレース。しかし、直前のウォームアップ走行で転倒者が出たのでスタートディレイ、それにより1周減算の9周と超スプリントレースになりました。

ホールショットは高橋選手が奪います。サードロー・8番グリッドスタートの加賀山就臣選手(Team KAGAYAMA)がジャンプアップして2番手、中須賀選手は3番手、渡辺一樹選手(TEAM GREEN)、津田拓也選手(ヨシムラ スズキ シェルアドバンス)と続いて第2コーナーを立ち上がります。

AI2Q6980中須賀選手はオープニングラップで2番手に上がり、高橋選手の背後に迫ります。そして2周目にトップに立つと、早くも2分6秒台にペースを上げて2番手以降を引き離しにかかり、レース終盤の7周目には2分6秒035と5秒台に入れる勢いでそのまま独走、優勝でシリーズチャンピオンを決めました!

AI2Q3954スタート直後のポジショニングが課題、という津田選手、スタートは5番手と出遅れてしまいましたが(ディレイの間にクラッチに負担をかけてしまい、スタート時にミートできずタイヤが空転してしまったそうです)、徐々にペースと順位を上げ、最終ラップのバックストレートで高橋選手をパスして2位表彰台獲得です。3位には高橋選手でした。

AI2Q7169昨年の最終戦、「誰も近づくなオーラ」を発し「心臓が口から飛び出るかと思うくらい」緊張していた中須賀選手でしたが、「過去5回チャンピオンを獲っているので勝ち方は知っている」と、今年は落ち着いているようでした。8耐優勝、MotoGPライダーからの刺激、MotoGP日本グランプリ8位フィニッシュ、これら全てが今年の中須賀選手の強さに結びついているのではないでしょうか。

 Photo & text : koma

JSB1000クラス決勝レース1の上位10位の結果は以下の通りです。
優勝:中須賀克行選選手 YAMAHA FACTORY RACING TEAM
2位:津田拓也選手 ヨシムラ スズキ シェルアドバンス
3位:高橋巧選手 MuSASHi RT HARC-PRO.
4位:渡辺一樹選手 Team GREEN
5位:野左根航汰選手 YAMALUBE RACING TEAM
6位:柳川明選手 Team GREEN
7位:山口辰也選手 TOHO Racing with MORIWAKI
8位:秋吉耕佑選手 au & テルル・Kohara RT
9位:渡辺一馬選手 F.C.C. TSR Honda
10位:浦本修充選手 MuSASHi RT HARC-PRO.

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