ヨハン・ザルコと浦本修充速い!驚愕の2分4秒台!Honda HRCが2人体制に変更。

2025/08/01

AutoRace Ube Racing Teamの浦本修充が速い!午前中のフリープラクティスでなんと2:04.993の4秒台をマーク。公式予選1回目Q1でも2:05.367のトップタイム。2番手にYAMAHA RACING TEAMの中須賀克行が2:05.893。この2人が5秒台。3番手にHonda HRCの高橋巧。Honda HRCのライダーレッド登録であったチャビ・ビエルゲが手続き上の問題から参戦見送りを発表。高橋巧とヨハン・ザルコの2名で参戦することになった。近年の鈴鹿8耐は酷暑のため3人で走るのがスタンダードとなっている。体力的に2人体制はキツい。ヨハン・ザルコがQ1で2:05.023をマークして浦本のタイムを超えた。

午後に開催されたQ2のライダーブルー。やはり浦本が速い!2:04.796と再び4秒台に入れてくる。Q1ではロングを行っていた高橋がQ2ではアタックして2:05.554まで詰めてきた。

ライダーイエローは序盤タイムの出し合いとなる。YAMALUBE YART YAMAHA EWC Official Teamのマービン・フリッツが2:05.925をマークした直後にHonda Dream RT SAKURAI HONDA日浦大治朗が2:05.951と5秒台に入れてくる。そこにYAMAHA RACING TEAMジャック・ミラーが2:05.816をマーク、しかしその翌周の1コーナーでマシンがスポンジバリアを超える転倒を喫してしまう。この転倒で赤旗中断。

残り6分で再開。直後にHonda HRCヨハン・ザルコが2:04.820をマーク!さらに4秒台を連発する。YOSHIMURA SERT Motulダン・リンフットも2:05.520まで詰めてくる。夕刻になるにつれ路面温度が下がりタイムを出しやすいコンディションになってきた。

17:00からのQ2ライダーレッド。ヤマハワークスのアンドレア・ロカテッリが2:05.262をマーク。SDG Team HARC-PRO. Honda國井勇輝が2:06.171をマークした直後に転倒を喫する。

YOSHIMURA SERT Motul渥美心が2:05.828と5秒台に入れて2番手に上がる。タイムを出しやすい時間帯であったが4秒台に入れるライダーは出なかった。

2名のチームはそれぞれのライダーのベストタイムの平均、3名走行する場合は速いタイムを記録した2名の平均ベストタイムでグリッドが決定する。鈴鹿8耐は特別ルールで上位10位のチームは土曜日にTOP10トライアルが開催され、そこでポールポジションから10番グリッドまでが決定する。11番以下は公式予選の順位でグリッドが確定する。

公式予選上位10位:TOP10トライアル出場チームは以下の通り。

1:#30 Honda HRC 平均ラップタイム 02:05.187
2:#76 AutoRace Ube Racing Team 02:05.346
3:#21 YAMAHA RACING TEAM 02:05.539
4:#1 YOSHIMURA SERT MOTUL 02:05.674
5:#7 YAMALUBE YART YAMAHA EWC Official Team 02:05.963
6:#17 Astemo Pro Honda SI Racing 02:06.066
7:#3 SDG-DUCATI Team KAGAYAMA 02:06.096
8:#73 SDG Team HARC-PRO. Honda 02:06.411
9:#37 BMW MOTORRAD WORLD ENDURANCE TEAM 02:06.485
10:#40 TeamATJ with docomo Business 02:06.624

text: Toshiyuki KOMAI
Photo & text:水谷たかひと