2016全日本ロードレース第6戦 ツインリンクもてぎ 決勝レース

2016/08/21

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全日本ロードレース第6戦もてぎ「TWINRING MOTEGI 2&4 RACE」の決勝レースが行われました。

#2生形秀之(エスパルスドリームレーシング)がオトコ泣きの優勝を果たしました!
生形は今シーズン、連続してポールポジションを獲得するものの、5月のもてぎはマシントラブルでリタイア、6月のSUGOではチームのスタート進行義務違反で失格と、速さを持つものの不運が続いていました。今大会は3戦連続のポールポジション「今度こそ」と生形はもちろんチームの誰もが願っていました。

AI2Q6686台風の接近で天気が崩れる予報でしたが、決勝日は朝からジリジリと真夏の太陽が照りつける暑い一日となりました。J-GP2クラス決勝レースは午後1時スタート!ホールショットは#94浦本修充(Team KAGAYAMA)が奪います。続いて生形、#44関口太郎(MISTRESA with HARC-PRO.)、8番グリッドから絶妙なロケットスタートを決めた#46日浦大治朗(MORIWAKI RACING)が4番手で第1コーナーに進入します。

AI2Q67043コーナーで#44関口、#2生形が#94浦本をかわしてトップが入れ替わります。オープニングラップは#44関口が制し、#2生形、#94浦本、#46日浦、#55國峰啄磨(H43 Team-NOBBY)、#11井筒仁康(WILL-RAISEracingRS-ITOH)、#634水野涼(MuSASHi RT HARC-PRO.)、#15作本輝介(Team 高武 RSC)、上和田拓海(Webike チームノリックヤマハ)、#17石塚健(WILL-RAISEracingRS-ITOH)の上位10台。

AI2Q6412 2周目のV字コーナーでジャンプアップした#46日浦が痛恨の転倒、オープニングラップで7番手まで順位を落とした#634水野が激しくプッシュ、2周目に一気に3番手に順位を上げます。さらに3周目にはただ一人54秒台の1分54 秒835に入れて前を行く#2生形、そして#44関口をかわしてトップに浮上します。

AI2Q6791 #634水野、#44関口、#2生形の3台によるトップグループが接近戦を展開、反面#94浦本はトップグループから離されていきます。その#94浦本の背後に#81上和田が迫ってきますが7周目のV字で転倒、再スタートしますが大きく順位を落とします。

AI2Q69727周目の5コーナーで#44関口が#634水野をパス、トップに浮上、しかしここで#2生形が54秒台に入れてペースアップ、#634水野をパスすると10周目の90度コーナーで#44関口をかわしてトップに浮上します。

AI2Q6974レース中盤から後半、#44関口、#634、この2台が隙あらばどのコーナーでもインを突く激しい接近戦でめまぐるしく順位を入れ替えます。このバトルにより一時先頭グループから離されていた#94浦本が追い付き、先頭グループは4台のワンパックとなります。

AI2Q6571そして迎えたファイナルラップ、トップ#2生形、#44関口、#634水野、#94浦本の順にコントロールラインを通過。#44関口は最後の猛プッシュをかけますが#2生形はしっかり抑えます。勝負どころのダウンヒルストレートから90度コーナー、#2生形はトップをキープ、#634水野は#44関口のスリップから抜けると接触するほどの突っ込みでかわして最終コーナーに向かいます。しかしここで#44関口はビクトリーコーナーで#634水野のインを突くべく大きくラインを変えて進入、しかし#634水野が被せると#44関口は立ち上がりでハイサイド、あわや転倒かと思われましたがなんとか立て直し、#94浦本と同時にフィニッシュ、写真判定で#44関口が3位表彰台を獲得しました。

AI2Q7125#2生形は、11周目にトップに立つと中盤から後半の激しい戦闘争いを制して2013年筑波大会以来3年振りの優勝!ウィニングランのヘルメットシールドの中ではオトコ泣き。予選の記者会見で「明日勝ったら泣く」と冗談で言ったのですが、本当に泣いてしまった生形、今シーズン不運が続いていただけにこみ上げるものがあったのだと思います。 2位には#634水野、J-GP2クラス初表彰台、3位は3戦連続表彰台の#44関口でした。

AL2H5634全日本ロードレース第6戦もてぎ「TWINRING MOTEGI 2&4 RACE」決勝レースの上位10位結果は以下の通りです。

優勝:#2 生形 秀之 エスパルスドリームレーシング
2位:#634 水野 涼 MuSASHi RT HARC-PRO.
3位:#44 関口 太郎 MISTRESA with HARC-PRO.
4位:#94 浦本 修充 Team KAGAYAMA
5位:#15 作本 輝介 Team 高武 RSC
6位:#17 石塚 健 WILL-RAISEracingRS-ITOH
7位:#392 長尾 健吾 ミクニ テリー&カリー
8位:#55 國峰 啄磨 H43 Team-NOBBY
9位:#090 渥美 心 au & テルル ・ Kohara RT
10位:#74 三原 壮紫 H43 Team-NOBBY

photo & text : koma

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