不安定な天候の中、水野涼がポールポジション!

2026/04/04

天気予報では雨であったがドライコンディションでの予選となった。ポールポジションは水野涼(SDG DUCATI Team KAGAYAMA)前日のART合同走行に続き2日連続のトップタイムをマークした。

上空はどんよりとした曇り空。10:40に公式予選がスタート。長島哲太(DUNLOP Racing Team with YAHAGI)がいきなり1’47.520をマークしてリーダーボードのトップに立つ。

予選開始10分、水野が47秒フラットをマークしてリーダーボードのトップに立つ。野左根航汰、羽田太河(Astemo Pro Honda SI Racing)が3番手、4番手につけ、中須賀克行(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)は5番手。

予選残り半分というところでヘアピン付近で雨が落ち始める。2度目のタイムアタックに出ようとしていたライダーたちにとっては出鼻を挫かれた。全車ピットに戻り天候を伺う。このまま雨が降れば長島のポールポジションが確実になる。「雨の天候を予想して序盤からタイムを出すつもりでした」と言う長島の作戦が功を奏するのか。後半に新品タイヤでアタックを考えていたチームにとっては非情の雨。

しかし、しばらくすると雨は上がりなんとかドライコンディションで予選を続けることができた。残り時間10分。ここで中須賀も47秒台に入れて3番手にポジションアップ。残り2分と言うところで再び雨が落ちてくる。今度は本降り、あっという間にウェット路面となりそのまま予選終了。水野涼が昨年の開幕戦もてぎに引き続き2年連続でポールポジションを獲得した。2番グリッドは長島、3番グリッドに中須賀、4番グリッドは野左根、5番グリッドに國井勇輝(SDG Team HARC-PRO. Honda)がつけた。

水野涼:「総じて良い予選になりました。」

「昨日も今日もトップタイムと言うのは気分が良いです!バイクが2台あるのですがどちらも良いところ、悪いところがあり、同じバランスになるように予選で両方乗ったのですが、昨日あまりフィーリングが良くなかったバイクのセットアップを改善することができました。結果的にそっちのバイクでタイムが出ましたので“幅を広げる”と言う意味では良かったです。

但し、まだ新しい路面に合わせ切れていないので今までのようなリズムを刻めないでいます。明日の朝フリーでアジャストしたいのですが路面は濡れているでしょうね。ウェットは先週のテストでトップタイムをマークしているので雨でもドライでもどちらでもいける準備はできています」

長島哲太:「一発もアベレージも持ちタイムがあるのでポジティブです」

「自分の想定していたタイムは出せたので悪くはないですが、もうちょっと行けると思っていたので最後のアタックが雨でできなかったのが残念です。もう少し早く雨が降る予定でしたので一発目からタイムを出しました。

恐らくロングランをできているのは自分だけだと思います。タイムも48秒中盤で回れているので一発もアベレージもアドバンテージはあるのかな、と思っています。

明日の決勝レースはいつも通り序盤にダッシュを決めたいですね。ダンロップタイヤがすごく進化しているので後半タイムが落ちることもないと思います。決勝レースは引っ掻き回すことはなく淡々と自分のペースで走れば自ずと結果が付いてくるような気がしています。要注意は中須賀選手ですね。あの集中力で臨機応変に戦略を変えてきますので」

中須賀克行。「明日は難しいレースになると思います」

「初日にタイヤ選択で本数を使ってしまったので予選の1発目はユーズドタイヤで出て行きました。結果論なので言っても仕方ないですが序盤にタイムを出しておけば良かったですね。それでもフロントローを獲得できましたし、雨の後のアタックでタイムアップもできましたのでポジティブに考えています。

明日の決勝レースは難しいレースになると思います。長島選手がただ一人ロングをやっていてしかも48秒の中盤という速いタイム。いつものように序盤に飛び出すでしょうけどそれに付いていって良いのか?我々は誰もこの新しい路面でどこまで保つのか試していないのでどう言う戦略でいくのか。よーいドンで蓋を開けてみないとわからない決勝レースになると思います。」

予選4番手の野左根。タイムアタックを仕掛けた周に雨が落ちてきて悔しがる。最後のアタックもピットインしてきてTカーに乗り換えて出ていった矢先に再び雨。結局序盤のタイムを更新できなかった。

予選5番手は國井。初めてのJSBマシン、久しぶりのブリヂストンタイヤに初日は手こずった。「ウィークの流れを見ても厳しい状況です。バイク的にも物足りなさを感じていますし、自分のライディングもまだまだアジャストできるはずなのに時間が足りませんでした。今日の予選も47秒台には入れたかったのですが、昨日できなかったことを色々試せたのはポジティブです」

当初の雨予報から回復傾向に変わった。明日の決勝レースの天候が気になるところだ。

全日本ロードレース第1戦MOTEGI 2&4レース 公式予選 上位10位の結果は以下の通り

1:#3水野 涼 SDG DUCATI Team KAGAYAMA 1’47.087
2:#45 長島 哲太 DUNLOP Racing Team with YAHAGI 1’47.520
3:#1中須賀 克行 YAMAHA FACTORY RACING TEAM 1’47.601
4:#4野左根 航汰 Astemo Pro Honda SI Racing 1’47.989
5:#92國井 勇輝 SDG Team HARC-PRO.Honda 1’48.463
6:#32 羽田 太河 Astemo Pro Honda SI Racing 1’48.613
7:#6岩田 悟 Team ATJ 1’48.656
8:#85津田 拓也 Team SUZUKI CN CHALLENGE 1’48.703
9:#5 伊藤 和輝 Honda Dream RT SAKURAI HONDA 1’48.866
10:#95 西村 硝S-SPORTS SUZUKI 1’49.239

Photo & text:Toshiyuki KOMAI