水野涼(SDG DUCATI Team KAGAYAMA)がART合同走行の1本目・2本目共にトップタイム。しかもシャカリキになってタイムを狙ったわけではなく一線を引いていた。今シーズン「人間的に一歩成長できたと思います」と言うレースへの向かい方、戦い方が良い方向へ向かっているようだ。1’26.275。
総合2番手は中須賀克行(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)。前戦もてぎでの転倒・リタイアを挽回すべくウィークに合わせてきた。1’26.438
総合3番手は長島哲太(DUNLOP Racing Team with YAHAGI)。リーダーボードのトップにいる時間が長く、開幕戦からの良い流れが続いているようだ。1’26.498。
水野涼:「今、走っていて楽しいです」
「初日をトップタイムで終えられたことはもちろん嬉しいですが、チームとしてのまとまり・チームワークが最高潮にきていることが何より嬉しいです。もちろん勝ちを狙っていますが、結果よりもチーム全体でちゃんと一つ一つ課題を解決できている手応えがありますから、今、走っていて楽しいです。」
去年一年を振り返り、アジアロード選手権に参戦した中でシーズンを通しての戦い方について感じたことがあったと言う。「いつも良いわけではなく必ず波があります。調子の悪い時に不機嫌になったところで何の解決にもならないので気持ちを維持できるようにすべきだと思ったのです。チームワークもそのひとつです。」
昨年、ここSUGOで大怪我を負った記憶からか走行中に恐怖を感じたそうだ。「だからシャカリキになっていたわけではありません。一線は残しています。冷静に走れているという自覚もあります。欲を出して上手くいかなくなるより現状の中でできる最善のことをすることがシーズンを通した時に良い結果に繋がると思います」大人になった水野の走りに注目したい。
中須賀克行:「もてぎより仕上がりが良いです」
「今日はずっとユーズドで走りました。テストからの課題であったタイヤのライフに向けて良い感触を掴みました。タイヤ表面の“荒れ”を防ぐための走り方やリズムを掴むことができました。もてぎではあんな結果になってしまいましたが、全体の流れやリズムは確実に上がってきています。SUGOは右コーナーが多くタイヤの左側が温まりにくい中で今日の2本目に転倒してしまいましたが、決勝中ではなくてよかった、と気を引き締めています」
長島哲太:「今回もトップ争いに絡めると思います」
「事前テストの段階では“今回は厳しいかも”と思っていましたが、レースウィークに入ってダンロップが良いタイヤを造ってくれたおかげでもう少しマシンを詰めれば今回もトップ争いに絡めるかな、と思っています。
昨年まではレース後半タレることが多く、そうなるとバイク・ライダーがどう頑張っても立ち行かなかったのですが今シーズンはいわゆる“グリップ持続性”が飛躍的に向上しています。前戦もてぎでもレース後半にベストタイムを出しています。SUGOは自分の持ち味を出しやすいコースなので暴れますよ」
タイヤの進化が成績向上に大いに寄与していると言う。今回も事前テストから1週間で新しいタイヤを造ってきたダンロップの進化が長島の走りを光らせている。
4月末だがSUGOは肌寒い。明日の朝は氷点下付近まで下がるとの予報。季節外れの寒さがレースにどのような影響を及ぼすのかも見所のひとつだ。
全日本ロードレース第2戦SUPERBIKE in SUGO ART合同走行上位10位は以下の通り
1:#88 水野 涼SDG DUCATI Team KAGAYAMA 1’26.275
2:#1 中須賀 克行 YAMAHA FACTORY RACING TEAM 1’26.438
3:#45 長島 哲太 DUNLOP Racing Team with YAHAGI 1’26.498
4:#4 野左根 航汰 Astemo Pro Honda SI Racing 1’26.638
5:#12 日浦 大治朗 Honda Dream RT SAKURAI HONDA 1’26.746
6:#10 鈴木 光来 Team ATJ 1’26.911
7:#85 津田 拓也 Team SUZUKI CN CHALLENGE 1’26.935
8:#6 岩田 悟 Team ATJ 1’26. 990
9:#5 伊藤 和輝 Honda Dream RT SAKURAI HONDA 1’27.024
10:#92 國井 勇輝 SDG Team HARC-PRO. Honda 1’27.130
Photo & text: Toshiyuki KOMAI




















