2018鈴鹿8時間耐久ロードレース公開テスト2 <7月11日>

2018/07/12

2018年鈴鹿8時間耐久ロードレースの事前公開テスト2日目が開催された。本日も蒸し暑く、鈴鹿8耐本番と同じような気候の中で各チームテストメニューをこなしていった。本日は午前中に40分間の走行が2本、午後に90分間の走行1本の計3本の走行枠となる。総合トップはYAMAHA FACTORY RACING TEAM。2分6秒273。2分6秒前半にまで持ってきた。2番手もヤマハファクトリー、3番手にKawasaki Team GREENの2分6秒838。この2チームが2分6秒台。

本日はYAMAHA FACTORY RACING TEAMのライー3人による共同記者会見が行われた。中須賀克行、アレックス・ローズ、マイケル・ファンデル・マークは2年目のチームメイト。

「昨年前半は17インチタイヤへの対応で苦労したが後半からマシンも自分も克服できたので仕上がりはとても良い。今年の全日本ロードレースの戦績(オートポリスの1戦以外全て優勝)が物語っている。ひとりひとりのポテンシャルはすごく高く3人のコンビネーションはすごく良い。決勝日にトラブルが出ないことが大前提。同じ事を同じようにすることが一番難しい。120%を出そうとするのではなくしっかり100%出し切れるようにする、そのためにもしっかりとした準備、これが一番大切だと思う」と中須賀。

「16.5インチから17インチに変わって去年とのバイクの違いは感じているが楽しくバイクに乗れている。違いを感じしいるがそれはポジティブな違い。他のチームやライダーは意識していない。3人の良い関係がチームの強みで良いレースができると思う。4連覇は意識していない。いつもと同じようにレースをする。」とアレックス・ローズ。

「すごく良い状態で走れているのでこのバイクとタイヤのコンビネーションでもう少し走り込みたい。パッケージとして走りやすくなった。今年はここ最近にない強いチームが多くあるが、自分たちの仕事に集中するのが大事。1ラップだけの速さは8耐には必要ない。自分たちは安定して速く走れるのが強み。」とマイケル・ファンデル・マーク。

渡辺一馬、ジョナサン・レイ、レオン・ハスラムによる強力なチーム体制のカワサキ。3人とも刺激し合い、各セッションでレースさながらなの迫力ある走りを魅せている。

昨日の走行でレオン・キャミアが転倒、大事を取って本日は走行せず、高橋巧が全てのセッションを走行する。ドライのセッティングをもっと詰めたい、と精力的に走り込んでいた。

明日は本番前の最後の公開テストとなる。

鈴鹿8耐合同テスト2日目総合上位10台は以下の通り。

1:#21 YAMAHA FACTORY RACING TEAM 2’06”273
2:#21T YAMAHA FACTORY RACING TEAM 2’06”464
3:#11T  Kawasaki Team GREEN  2’06”838
4 :#11 Kawasaki Team GREEN  2’07”304
5:#33T  Red Bull Honda with 日本郵便 2’07”500
6:#12T ヨシムラスズキMOTUL 2’07”838
7:#12 ヨシムラスズキMOTUL 2’08”079
8:#634 MuSASHi RT HARC-PRO. Honda 2’08”280
9;#33 Red Bull Honda with 日本郵便 2’08”377
10:#091 au・テルルMotoUP RT 2’08”483

photo & text : Toshiyuki KOMAI