全日本ロードレース 最終戦鈴鹿 決勝レース1

2014/11/03

いよいよ全日本ロードレース最終戦の決勝日を迎えました。前日の天気予報通り雨は上がりましたが朝のフリー走行時はウェット路面。徐々に乾いてきてJSB1000クラスのレース1の頃(11:15決勝スタート)にはほぼドライでしたがウェット宣言が出されたため2周減算の13周で争われることになりました。

最終戦はMFJグランプリとして全ポイントに3ポイント加算されます。優勝すると25ポイント+3ポイント=28ポイント、2レース制ですので2戦とも優勝すると56ポイントが与えられます。
前戦岡山終了時点で、トップ中須賀選手134、2番手高橋選手127とその差はわずか7ポイント、3番手津田拓也選手94ポイント(30ポイント差)、中須賀選手から52ポイント差の7番手渡辺一樹選手までにチャンピオンの可能性が残されています。

ホールショットは雨の予選で2番グリッドを獲得した加賀山就臣選手が奪います!高橋巧選手、柳川明選手と続き、ポールポジションの中須賀克行選手は藤田拓哉選手の後方5番手で第1コーナーに進入します。
オープニングラップは加賀山選手が制し、2番手には中須賀選手が上がってきます!3番手高橋選手、4番手に山口辰也選手が上がります。3周目に中須賀選手がトップ浮上、高橋選手もピタリと背後につけて抜きつ抜かれつのチャンピオン争いさながらの激しいトップ争いを展開します。

トップ2台がバトルを展開している間に山口選手がトップ争いに加わってきます。そして高橋選手をかわして2番手に浮上、この3台によるトップ争いが展開されます。
レース折り返しを過ぎた7周目に高橋選手が山口選手を抜き返しトップ中須賀選手の背後を取ります。しかしここで中須賀選手がスパート。11周目にファステストラップとなる2分8秒365をたたき出し高橋選手を引き離します。そのまま中須賀選手がトップチェッカー!

決勝前には「心臓がクチから飛び出すと思ったほど緊張して心臓がバクバクしていた」という中須賀選手、やはりチャンピオンをかけた闘い、しかも3連覇がかかると中須賀選手と言えども想像を絶するプレッシャーがかかっていたようです。
高橋選手は惜しくも2位。3位表彰台には前戦岡山に続き2戦連続で山口選手が入ります。
レース1終了時点でのポイントは、中須賀選手162ポイント、高橋選手152ポイント、津田選手112ポイント(50ポイント差)、これで今シーズンのチャンピオン争いは、中須賀選手と高橋選手の2人に絞られました。

天気予報が正しければレース2はまたもや雨。。午後2時15分にスタートするレース2で今シーズンの全てが決まります。

JSB1000クラス レース1の上位10位の結果を下記いたします。
優勝:中須賀克行選手 ヤマハYSPレーシングチーム
2位:高橋巧選手 MuSASHi RT HARC-PRO.
3位:山口辰也選手 TOHO Racing with MORIWAKI
4位:柳川明選手 TEAM GREEN
5位:渡辺一樹選手 TEAM GREEN
6位:津田拓也選手 ヨシムラ スズキ シェルアドバンス
7位:加賀山就臣選手 Team KAGAYAMA
8位:Josh Hook選手 F.C.C. TSR Honda
9位:中冨伸一選手 HiTMAN RC甲子園ヤマハ
10位:野左根航汰選手 NTSチームノリックヤマハ

photo & text : koma

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