snapshot③- 2008年酒井大作 初優勝-

2020/05/14

新型コロナウィルスの影響で2020年の開幕を迎えられない全日本ロードレース選手権。感染し亡くなられた方々のご冥福をお祈りすると共に、感染された方々の早期回復と皆様の健康をお祈り申し上げます。

Racing Heroesでは過去に撮影した写真の中から独断と偏見でセレクト、その時のエピソードと共にランダムに掲載していきます。

2008年全日本ロードレース岡山は最終戦として2レース開催。雨のレース2で酒井大作が涙の最高峰クラス初優勝を飾る。前戦の鈴鹿で負った肩胛骨骨折を押しての出場。レース1ではコースアウトからの9位。レース2。ハイペースでトップを走る秋吉耕佑にピタリとつくが骨折の痛みから徐々に離れる。伊藤真一にかわされて3位に後退するがここで秋吉、伊藤が転倒。伊藤に抜かれた後も食らいついていた酒井が築いたマージンでJSB1000クラス初優勝を飾った。ウィニングランから泣いていたと言う酒井。ゴール後はアドバイザー辻本聡氏の元へ駆け寄り初優勝を報告した。

photo & text : Toshiyuki KOMAI