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MFJ MOTO AWARDS 2018 開催

「MFJ MOTO AWARDS 2018」が東京都大手町・日経ホールで開催され、全日本ロードレース、全日本モトクロス、全日本トライアル、全日本スノーモビル、全日本スーパーモト、全日本エンデューロ、各選手権シリーズの各カテゴリー上位3名が表彰された。

日本のモーターサイクルスポーツに情熱をもって取り組みんできた方々の偉大な活躍や功績を讃えた「MFJモーターサイクルの殿堂」を今年度設立した。初代殿堂入りを果たしたのは、1961年世界ロードレース選手権西ドイツグランプリでセンターポールに日の丸を掲げた最初の日本人ライダー:高橋国光氏と、1963年マン島T.T.レースで日本人として最初に優勝した伊藤光夫氏。会場からは惜しみない拍手が送られた。

「モータースポーツが日本の文化として根付くこと」を目的に発足した自由民主党モータースポーツ振興議員連盟が評議して決定した今年の議員連盟会長杯は、前人未到の全日本モトクロス国際A級通算150勝を獲得し最終戦で逆転チャンピオンに輝いた成田亮に贈られた。

JP250インター:チャンピオン:笠井悠太、2位:村瀬健琉、3位:成田彬人

JP250ナショナル:チャンピオン:家根谷大晟、2位:西村硝、3位:横山尚太

全日本ロードレースの表彰

J-GP3クラス チャンピオン:中島元気、2位:岡谷雄太、3位:小室旭

ST600クラス チャンピオン:岡本裕生、2位:小山知良、3位:長尾健吾

J-GP2クラス チャンピオン:岩戸亮介、2位:関口太郎、3位:名越哲平

JSB1000クラス チャンピオン:中須賀克行、2位:高橋巧、3位:渡辺一馬

世界選手権で功績を残した日本人を称える「世界選手権功労賞」に、FIM世界耐久選手権に日本チームとして初めてチャンピオンを獲得した「F.C.C. TSR Honda France」藤井正和総監督、FIM世界トライアル選手権 TRIAL-E CUP 2位の黒山健一が受賞した。

ロードレース特別賞として

ルーキーオブザイヤー

J-GP3クラス:岡谷雄太
ST600クラス:佐野悠人
J-GP2クラス:名越哲平
JSB1000クラス:水野涼

ベストチーム

J-GP3クラス「Team SRS-Moto」
ST600クラス「51ガレージ チームイワキ」:宗和孝宏代表
J-GP2クラス「Team 髙武 RSC」:柳本眞吾代表
JSB1000クラス「YAMAHA FACTORY RACING TEAM」:吉川和多留監督

が受賞した。

 

 

全日本ロードレース各クラスのチャンピオンに今年の振り返りと来季の抱負を聞いてみた。

11レース中(岡山は決勝レース中止)8勝と圧倒的な強さを見せつけてシリーズチャンピオンを奪回、通算8度目の獲得を達成した中須賀克行。

「今シーズン、点数をつけるとしたら90点かな、と思っています。マイナス10点は鈴鹿8耐を走れなかったことですね。自分が造ってきたマシンで優勝できたことは嬉しいですけどやっぱり走りたかったですね。10点は来年に取っておきます(笑)
自分にはまだまだ伸び代が残っていると思っていますし、100点は自分で言うのではなく周りから“アイツは100点だったよな”と言ってもらえるのが嬉しいですね」

「昨年、チャンピオンと獲れなかったのは、連続チャンピオン、レースに出れば勝つのが当たり前という自分自身に対する甘えがあったのだと思います。そこに隙ができたのかな、と。初めてチャンピオンを獲った年は常に“勝つためにバイクをどうすればいい?”“レースをどう闘う?”と自問自答してもがいていたことを思い出しました。いま一度初心に立ち返り、自分を追い込んでバイク・レースへの向き合い方、トレーニングの仕方を見つめ直した結果が今年の結果に繋がっていると思います。」

「来シーズンも当然チャンピオンを狙っていますし、参戦するレース一戦一戦に“勝ち”にこだわりたいです。そしてレベルの高い走りをファンのみなさまにご覧に入れられるように全力で頑張ります」

中須賀ほどの強さを持つライダーが自分をさらに追いつめた、とは意外であったがそこが“常に勝ちにこだわる”中須賀克行たる所以かもしれない。

2年目の今年、大きく成長したJ-GP2クラスチャンピオン:岩戸亮介。

「悪い印象ですけど開幕戦は忘れられません。作本選手は13番グリッド。自分は2番グリッドだったのにレース途中で作本選手にパスされて“えっ?なんで?”と。そこから手を出せなくなってしまいました。“自分で自分をぶん殴ってやりたい”とコメントしましたがレース直後は悔しさを通り越して茫然自失状態。一生忘れられない悔しさとなりました。チームメイトの作本選手に負けたことで自分に足りないものが明確になりました」

「単純に速さだけではなく、レース中に勝つための組み立てや、日頃からの取り組み方も含めて気持ちの持ちようが足りていなかった、と感じました。自分の中の不安材料を取り除くためにレースに対する向き合い方やトレーニングを改めて継続させた結果、気持ちの中に余裕ができてレース中にどんな状況になっても冷静に対処して前に出られるようになりました。結果が伴うことで “負ける気がしない”という自信が生まれるようになりました」

「来季の動向はまだ決まっていませんが自分の目標はずっとJSB1000クラスに上がり、ものすごく大きな壁である中須賀選手に挑戦することなので、そこを目指して頑張ります」

「自分は福岡県出身で熱くなると中須賀さんのような福岡弁でしゃべるんですよ」と気の優しそうな顔つきからは想像できないほど気が強い岩戸。来シーズン、JSB1000クラスにステップアップできることを祈りたい。

ST600クラスのチャンピオンに輝いた岡本裕生。

「シーズン前に立てた目標は、全戦優勝、コースレコード更新、チャンピオンの三つでした。そのうちひとつは獲得できましたがそれ以外は程遠い結果でした。全戦表彰台に登れましたが全戦優勝からは程遠い結果で、チャンピオンを獲れたことは嬉しく思いますが悔しい思いが強いです」

「SUGOではコースレコードまで1000分の何秒かまで迫り、後続を10秒以上引き離して勝てたことが嬉しかったです。1ポイント差で迎えた最終戦ですが、チャンピオン獲得のことは考えずレースに勝つことだけを考えていました。チャンピオン獲得は目標にしていましたが、獲って当たり前、獲らなくては目標にしている海外では通用しないと思っていました。しかし優勝で締めることができず悔しかったです」

「2年前、自分から宗和さんにお願いしてチームに入れてもらいました。宗和さんは厳しい中にも優しさを持って指導していただいています。初年度2勝を挙げて今年はチャンピオンを獲りに行くぞ、との目標を立て、自分の目標に向かって歩んでいけるための道筋を造ってもらいました。宗和さん、芳賀紀行さんの尽力でイタリア選手権にも2回参戦させてもらいスキルアップすることもできました。宗和さんには感謝の言葉しかありません。今年はチャンピオンという形でチームに恩返しができたかな、と思っています。来年もチームのため、そして自分のために走り、海外で走ると言う目標のために結果を残していきたいと思います」

宗和監督の指導の下、成長を続ける岡本の来季の活躍に期待したい。

激戦のJ-GP3クラスを制した:中島元気。

「自分は昨年全日本ロードレースデビューイヤーで、表彰台に登れることが嬉しかったですが、今シーズンは勝ちにこだわりました。もちろん表彰台の登るのは嬉しいですが勝てない2位、3位では悔しい思いがありました。特に前半戦、岡谷選手にあと一歩というところで連勝されてしまい”どうして勝てないのだろう?“と考えていました。昨年参戦したアジアタレントカップのライダーの闘争心、貪欲な勝ちへの執着心、それが足りなかったな、と思います。マシンに頼る走りではなく自分のレベルを上げて行く走りを意識した結果速さがついてきたかな、と思っています」

「オートポリスの優勝は本当に嬉しかったです。前半戦の悔しさを晴らせました。小室選手との最終ラップの最終コーナーのバトル、今までの自分だったら競り負けてはじき出されていたと思いますが、“勝ちたい”という闘争心のおかげで競り勝てたのだと思います」

「来年の体制はまだ決まっていませんが、今年チャンピオンを獲得して自分で成長できたかな、と感じられるので、来年はさらに成長して常に勝ちを狙って全力で闘いたいと思います」

 

2019年シーズンもライダーたちが織りなす人間ドラマをぜひサーキットの現場で観て欲しいと思う。

Photo & text : Toshiyuki KOMAI

Team KAGAYAMA「2018シーズンエンドパーティ」

Team KAGAYAMAの2018年を締めくくる「シーズンエンドパーティ」が神奈川県横浜市・マリンタワー4Fの「THE TOWER RESTAURANT YOKOHAMA」で開催された。

ベイブリッジや横浜公園を望むウッドデッキには鈴鹿8耐を走ったレーシングマシンとTaste of Tsukubaで優勝した片持ちスイングアームのTeam KAGAYAMAオリジナル“カタナ”が展示された。チーム関係者、スポンサー、そしてTeam KAGAYAMAをいつも応援している熱心なファンのみなさまなど100名を超える方々が集まる盛大な会となった。

今シーズン、Team KAGAYAMAは最高峰のJSB1000クラスに加賀山就臣、スペイン選手権に浦本修充が参戦した。

「Team KAGAYAMAを立ち上げて8年目を無事に終えることができたのはサポートいただいている企業さま、ファンのみなさまのおかげです。本当にありがとうございます。今年は全日本ロードレース以外に1980年代の空冷・鉄製フレームのバイクを改造して闘うTaste of Tsukubaというレースに参戦しました。スズキには“カタナ”という伝説のバイクがあるのでそれをTeam KAGAYAMAオリジナルマシンに仕上げて勝つことができました。また新しいことに挑戦して話題を作れたかな、と思っています」と加賀山就臣が挨拶。

続いて浦本修充を紹介「浦本は2016年にTeam KAGAYAMAに加入、その年にJ-GP2クラスでTeam KAGAYAMAにとって初めてのチャンピオンを獲得。非常に嬉しかった」と加賀山。浦本は「前半はどんなに頑張っても一ケタの順位が獲れませんでしたが、後半はトップ争いもできましたし、尻上がりに調子が上がっていったので自分としては成長できたかな、と思っています。」と挨拶。

Team KAGAYAMAを足元から支えている株式会社ダンロップモーターサイクルコーポレーション 販売促進部野口輝行様より乾杯のご発声。「加賀山さんとは1990年からの長いお付き合いです。自分の誇りは2006年加賀山さんが世界からスポット参戦で鈴鹿を走った時に優勝したことです。その年、ダンロップはまだ一勝もできていなくて加賀山さんが勝ってくれたおかげで士気が上がりました。会社の若いメンバーには“頑張って努力を続けていれば必ず結果として実るんだ”と教えています。そして今年、Taste of Tsukubaで2勝を挙げてもらいました。来年はアメリカで開発した“スポーツマックスQ4“を日本で発売しますので加賀山さんにも乗っていただきダンロップの良いところをみなさまにも味わっていただきたいと思います」と乾杯のご挨拶でシーズンエンドパーティがスタートした。

会場には鈴鹿8耐を一緒に闘った世界の芳賀紀行さんも駆けつけていた。「就臣とは小さい頃からずっと一緒にレースをやってきました。メーカー・チームが違えどずっと就臣のことを応援してきました。みなさんもずっとずっと就臣のことを応援してやってください」とエールを送った。

ファンをすごく大切にするTeam KAGAYAMAのメンバーは、お客様と積極的にお話をする。記念撮影に気軽に応え、多くのファンの方がライダーたちの周りに集まって写真を撮っていた。

ほぼ半数の人に当たるのではないかと思われるほどの景品が当たる抽選会は大盛り上がり!

そして横浜を拠点に活動するロックバンド「1-E(イチノイー)」の生演奏。地元が加賀山と同じ横浜の「I-E」はTeam KAGAYAMAをずっと応援しており、鈴鹿8耐のメインステージで演奏した。

楽しいパーティもあっという間に時間は経過し、最後は日本のバイクレース界のお母さんとしてみんなから親しまれている株式会社ヒョウドウプロダクツ兵頭多美江様から「これからも加賀山就臣とTeam KAGAYAMAをよろしくお願いします!」と中締めのご挨拶。

最後に全員で記念撮影。

来年度の活躍を誓い、Team KAGAYAMAの2018年レースシーズンは幕を閉じた。

来年の体制発表はなかったが加賀山就臣のことだ、みんながまた驚くような話題を提供してくれるに違いない。来年もTeam KAGAYAMAの活動からは目が離せない。

Photo & text : Toshiyuki KOMAI

2018年「ハルク・プロ感謝の夕べ」開催。来季参戦体制発表

毎年恒例の「ハルク・プロ 感謝の夕べ」が東京都・立川グランドホテルで開催された。

今シーズンのハルク・プロは、各クラスに若手ライダーがステップアップ。JSB1000クラスに水野涼(20)、J-GP2クラス名越哲平(21)、ST600クラス上原大輝(21)、JP-250クラス赤間清。今年は無冠で終わるという結果だったが会場には大勢のお客様が駆けつけた。

「2002年以来勝てなかった年は無かったのですが、今年の最終戦まで表彰台に登ってもいないな、どうしたもんかなぁ、、と思っていたところ我々の気持ちを知ってか知らずか、名越哲平がJ-GP2クラスで今季初優勝、ハルク・プロにとっても初勝利を挙げてなんとか記録を延命できました。来年もレース活動と続けてまいります。そしてモータースポーツを通じて日本の二輪の文化をさらに発展させていきたいと思います。我々の活動はみなさまから支えていただいたおかげです。ありがとうございます。」と本田重樹会長から挨拶。

続いて、ハルク・プロのライダーによる今シーズンの結果報告が行われた。

先ずは最高峰クラスルーキーの水野涼。「去年のこの場ではJ-GP2クラスのチャンピオンとして登壇、今年は最高峰クラスにステップアップしてチームを引っ張っていこうと考えていましたが、結果はSUGOの4位が最高、ランキング11位という結果でした。もう少しJSB1000クラスで通用すると思っていたのですがレベルの高さを痛感しています。鈴鹿8耐でも自分のスティントで転倒してしまいチーム・スポンサーのみなさまに迷惑をかけてしまいました。来年はもっと良い成績でこの場で報告できるように頑張ります。一年間ありがとうございました。」

「今年一年間たくさんのサポートをありがとうございました。今年はJ-GP2クラスにステップアップしました。前半戦はJ-GP2マシンというものを理解できず転倒も重なり苦労しました。後半戦に入り少しずつマシンに乗り慣れてきて最終戦で優勝することができました。しかし、シーズンを通してみるとドライでもウェットでもトップとの差は開いていて自分の力が足りないことを痛感しました。来年はさらに自分を追い込んで頑張っていきますので、変わらぬ応援とサポートを何卒よろしくお願いいたします。」と名越哲平。

今年ST600クラスにステップアップした上原大輝。「昨年はJP250クラスでチャンピオンを獲得して今年はミストレーサRTハルク・プロからST600クラスにステップアップして参戦しました。600ccは初めてでしたが自信もあり開幕戦を楽しみにしていたのですが、結果は目標にはとても及ばない結果で今シーズンを終えてしまいました。今年一年、今まで経験したことのない悔しさや難しさの体験の中で少しは成長できたかなとは思っています。しかし、トップとは程遠いので今シーズンを通して学んだことを来年の走りに活かして結果として残したいと思います。今年一年間のサポートと応援をありがとうございました。」

「今年はJP250クラスにスイッチして開幕戦もてぎの公式練習までは“イケるんじゃないか?””悪くてもランキング6位、コツコツやれば3位までいけるんじゃないか“と思ったのですが、見事に予選・決勝で転倒してそこから調子が狂ってしまいました。結果はシリーズランキング11位でした。来シーズンは今年の成績を上回るように頑張っていきます。」と52歳とは思えないほど若い赤間清がコメント。

恒例の樽酒の鏡開き、そして株式会社ホンダモーターサイクルジャパン パブリックリレーション部:部長赤坂様の乾杯のご発声で宴会がスタート。

本田光太郎社長から2019年の体制発表が行われた。MuSASHi RT HARC-PRO. HondaからJSB1000クラスは引き続き水野涼、J-GP2クラス:名越哲平、昭和電機株式会社がメインスポンサーとなるSDGミストレーサRTハルク・プロからST600クラス:上原大輝、JP250クラス:赤間清、さらにJ-GP2クラスに榎戸育寛の加入が発表された。

「ホンダさま、ハルク・プロさま、昭和電機株式会社さまをはじめとする様々な方々のご支援によってこの場に立つことができました。この感謝の気持ちを言葉だけではなく必ずや結果でお返ししたいと思っています。」と力強い挨拶。そこへ名越哲平が「チャンピオンは自分なので育寛は2位で」と割り込んできた。榎戸も黙ってはいない「来季はそうはいかないぞ、勝つ気満々です!」と応戦。榎戸と名越、良い意味でライバルとして刺激し合い、切磋琢磨しながら成長していくのではないだろうか。

本田重樹会長のムチャ振り?でTeam HRC高橋巧がステージに。「昨年、水野涼くんから“来年、巧さんを越えますから”と軽く言われました」と暴露。これには水野もタジタジで「本当にすみませんでした」と平謝り。会場は笑いの渦に包まれた。

ビンゴゲームでは豪華賞品が多数提供され大いに盛り上がったところで本田光太郎社長から中締めの挨拶。「今シーズンも無事にレース活動を終えられたのもひとえにみなさまがたのご協力があったからこそだと心より御礼申し上げます。ありがとうございました。来シーズンもご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。」

ハルク・プロのますますの活躍に期待がかかる。

Photo & text : Toshiyuki KOMAI

Team KAGAYAMAが「元町 安全・安心パレード」に参加

誰もが振り返る甲高く乾いたエキゾースト音が元町のショッピングストリートに響き渡る。 一般公道では走ることができないホンモノのレーシングマシンが元町をパレードした。マシンはTeam KAGAYAMAのGSX−R1000、ライダーは加賀山就臣。今年も子どもたちの安全・安心を願う「元町 安全・安心パレード」に参加した。チーム発足の2011年以来8年連続で参加している。

このパレードは協同組合元町SS会が交通安全意識の高まりと無事故を願って開催している。今年は神奈川県警加賀町警察署1日署長に小田えりなさん(AKB48チーム8 神奈川県代表(チームK兼任))、横浜市消防局 中消防署1日署長に田山寛豪さん(元トライアスロン日本代表)を迎えた。

街ゆく人たちからは初めて観るレーシングマシンに「何なに?何が走ってるの?」「カッコいい!」「すっげぇーイイ音がする!」と驚きと賞賛の声が多く聞かれた。

チームヨコハマになりたい。

横浜生まれ横浜育ちの加賀山。横浜に対する愛着は人一倍である。「元町 安全・安心パレード」への参加は横浜への感謝の想いから参加し続けている。そして、レーシングライダーだからこそ安全には常に気にかけている。

「安全に走る・曲がる・止まる”はレースでも一般公道でも同じ。モータースポーツから伝えられる交通安全貢献がある」「チーム発足の時点からいつかは”チームヨコハマ“になりたいと言う想いがあった。モータースポーツを認知してもらうには地域貢献が大切。ストリートライダーたちに伝えられる交通安全はたくさんあるのでこのパレードを通じて伝えていきたい。横浜市と地元の元町のみなさんには本当にたくさんの応援、サポートを受けているからそれに応えたい、そして横浜の二輪の顔・シンボルとしてTeam KAGAYAMAがなれればいいな、と思っている」と言う。

チーム発足8年、未だに現役ライダー

加賀山は現役で走ることにこだわる。チーム代表、監督、ライダー、と一人で何役ものわらじを履くのだが決して現役を退こうとはしない。その理由を尋ねると「理由なんてないよ(笑)」と一笑に付された。

「走れるから走る。条件さえ整えば成績を残せる自信はあるし、それができると信じているから走っている。そして応援している人がたくさんいるので彼らがいる限りは走り続けたい」「単純にバイクが好き、バイクで競ることが好きなんだと思う。サーキットで攻める、オートバイを開発する、速くするためにセットアップすることが好き。オートバイはそれに応えてくれるし確実に速くなる」と加賀山。

加賀山が絶大なる信頼を寄せるチーフメカニック:斉藤雅彦氏

その加賀山が絶大なる信頼を置いているのが斉藤雅彦チーフメカニックである。加賀山が現役で走り続けられているのは斉藤氏がいるからと言っても過言ではないだろう。

加賀山と斉藤氏の付き合いはもう20年以上になる。チームは違うが同じスズキ系のチーム:斉藤氏がミラージュ関東、加賀山がSRS KUBOに在籍していたときに知り合った。

斉藤氏が加賀山らしいエピソードを話してくれた。鈴鹿のレースで加賀山と芳賀健輔選手が激しいトップ争いを展開していた。しかし、加賀山が前に出るとペースが落ちる。後日加賀山に理由を聞いてみたら「コースがわからないから前に出ると次にどっちに曲がるかわからなくてペースを上げられなかった」とのこと。

エンジニアとメカニックは違う。

加賀山は「オートバイを正確に組み上げる優秀なエンジニアはたくさんいる。だけどレースで勝つためにベストの選択をすることができる優秀なチーフメカニックは少ないと思う。何が正しいかは誰にもわからない。だからそのときどきで出来ることとできないことを見極め、今のライダーには何が最適なのかを選択することができるのが斉藤チーフメカニック」と言う。

「いくらオートバイが100点満点でもライダーのマインドがそこに達していなければオートバイは走らない。逆に80点のオートバイでもライダーのチカラを120%発揮できればトータルで100点になれる。ライダーとオートバイ、欠けていればそこを補い合うことができるのがバイクレース。その両方をマネジメントするのがチーフメカニックだと思う」と加賀山。

斉藤チーフメカニックは「昔は“良いバイクを作ること”、そのためにエンジン、車体、タイヤ、電気、サスペンション、全てのことを理解することがメカニックの仕事だと思っていた。だけど今はそれらを理解した上で、バイク、チーム、周りの人間も含めて全てをマネジメントして、ライダーが安心してピットから出て行けるような状況を作り出す存在がチーフメカニックの役割だと思っている」と言う。

たまに嘘つきのときもありますが(笑)。

「ライダーの今の状況を把握してすべきことを選択する。そしてライダーが行きたいタイミングで出せるように準備することが大切」「ライダーは人間。どんなに良いタイヤ、良いオートバイを用意しても「もしかしたら途中で壊れるかも。。」「これでいけるのかな」と不安になったら絶対にタイムは出ない。

「これでいける、大丈夫だ」と言い切ってライダーを送り出す。たまに嘘つきのときもありますが(笑)。」と斉藤チーフメカニック。

ライダーが如何に安心して走り出せるかを作るのが我々の仕事。行きたいときに行かせる、今は走るべきではないと思ったら残り時間があっても出さない。そこの見極めが肝心だし難しいところ」と言う。

キャッチャーだけではバッテリーは成り立たない。

加賀山がセッション中に“パーツを変えて”と言ってピットインしても「変えない。ダメだ」と断られることもしばしばあるそうである。「ライダーは必要以上にパーツを変えようとしたり、変える必要も無いのに変えたかがったりする。そこをコントロールするのもチーフメカニックだと思う」と加賀山。ライダーもメカニックも目指すものは一緒「勝つため、ひとつでも成績を上げるためのオートバイを作ること」そのアプローチ方法が違うだけなので、話し合って納得すればお互いの意見を尊重する。

「ライダーが言っていることを止めたり、進めたり、変更させたりするのもチーフメカニックの仕事。世界をみても一緒にやりたいというメカニックは少ない。」と加賀山の斉藤チーフメカニックに対する信頼は絶大である。

斉藤チーフメカニックも「チームの状況にもよるけど、オートバイ、タイヤのダメな状況をなんとかカバーして走ることができるライダー」「ちゃんとしたマシン、チームの状況を作り出せれば十分トップ争いができるライダーだと思う」と加賀山の才能を認めている。

「信頼してくれるライダーがいて初めてメカニックの存在意義が生まれる。キャッチャーだけでは成り立たない。ライダーと言うピッチャーがいないとバッテリーにはなれない」と言う斉藤チーフメカニックの言葉が印象的であった。

常に話題をふりまくTeam KAGAYAMA

毎年、何かしら話題を振りまくTeam KAGAYAMA。昨年の鈴鹿8耐を走ったハフィス・シャーリンは今年MotoGPクラスを走っている。2013年には前代未聞のプロ野球始球式を加賀山就臣が努めた。ホンモノのレーシングマシンで横浜球場に現れ、レーシングスーツのままで投球した。

この「元町 安全・安心パレード」には、Team KAGAYAMAのライダーとして今年RFMEスペイン選手権にフル参戦する浦本修充も参加した。今シーズンの意気込みを聞いてみた。

「日本をベースにスペイン選手権の時に移動しています。RFMEスペイン選手権のレベルは非常に高くてとても勉強になっています。自分の中で少しずつ手応えを感じてきていますがそれをまだ結果に残せていないので残りのレースでなんとか結果を出せるように毎戦集中して臨みたいと思います。チームメイトが3人います。その中で常にトップでいることは最低限、そして表彰台に昇ることを今シーズンの目標としています。

日本人ライダーの中でこのような形で海外のレースに参戦できる人はいないと思うので、(加賀山)就臣さんには感謝しかありません。「ナオを海外に行かせて良かったよ」と言ってもらえるような結果を残し、その結果で就臣さんへの恩返しをしたいと思います」と加賀山への感謝の気持ちを込めて語っていた。

ポケットバイク“74Daijiro“による「親子体験ポケバイ試乗会」が岩田悟、岡崎静夏、亀井駿をインストラクターに迎えて開催された。パレードを観てバイクに乗りたい、というちびっ子達が初めてバイクに乗り、その屈託の無い笑顔がとてもステキだった。

今年もTeam KAGAYAMAの活動が楽しみである。

photo & text : Toshiyuki KOMAI

 

2018全日本ロードレース開幕戦 公式予選&レース1

中須賀克行ダブルポール獲得!さらにレース1優勝!2位にTeam HRC高橋巧、3位モリワキ清成龍一

全日本ロードレース開幕戦「SUPERBIKE RACE in MOTEGI」の公式予選と決勝レース1が開催された。

中須賀克行(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)がレース1、レース2のポールポジションを獲得。さらに公式予選の後に行われた決勝レース1では圧倒的な速さで優勝を飾る。2位には今年ワークスとして復活したTeam HRCの高橋巧、そして3位にはMORIWAKI MOTUL RACINGの清成龍一が表彰台に登った。

今大会は2レースのため、決勝レースのグリッド決定方式が従来とは異なる。決勝レース1のグリッドは、各ライダーのベストラップタイムにより決定する。 決勝レース2のグリッドは、各ライダーのセカンドラップタイムにより決定する。中須賀は安定したタイムで周回、レース1、レース2のダブルポールを獲得した。

土曜日も朝から冷たい雨が落ちてくる。天気予報では曇り、しかしJSB1000クラスの予選が始まる9:30になっても雨は止まずウェットコンディションの中での公式予選となった。このレースウィークで初めてのウェット。決勝レースも雨が予想されたため各車積極的にコースインする。終盤、雨脚が若干弱くなってきたコンディションでピレリタイヤを装着する星野知也(TONE RT SYNCEDGE4413)が58秒台に入れる1 分58秒958のタイムでトップに立った。しかしその直後津田拓也(ヨシムラスズキMOTULレーシング)がわずか100分の3秒差の1分59秒926でトップに立つ。さらに、チェッカーが振られたファイナルラップに中須賀が1分58秒077のタイムで逆転ポールポジションを獲得した。

各ライダーのセカンドラップタイムで決まるレース2のグリッドも中須賀がポールポジションを獲得。2番グリッドは同じヤマハファクトリーの野左根航汰、3番グリッドは津田であった。

公式予選が終わってからわずか3時間半後の午後2時、23周による決勝レース1がスタート!

ホールショットは津田が奪う。しかし3コーナー入口で中須賀がトップを奪い、さらに高橋巧が5コーナー進入で津田のインサイドから2番手に浮上する。高橋はその先のV字コーナーで中須賀をかわすとオープニングラップを制する。以下、中須賀、星野、高橋裕紀(MORIWAKI MOTUL RACING)、野左根、津田、津田一磨(Team Baby Face)、渡辺一樹(ヨシムラスズキMOTULレーシング)、清成、山口辰也(Team SuP Dream Honda)の上位10台。

ここで清成がとんでもないペースで追い上げる。2周目2分00秒105から3周目に1分54秒772と約6秒もタイムアップ。しかもそのタイムは2周目の5コーナー進入でトップに立った中須賀より3秒も速い。「自分のスタイルもそうだけどマシンやセットアップが序盤にペースを上げやすいパッケージ。だからここで勝負をかけた」と清成。9位でオープニングラップを通過したのに4周目のヘアピンで中須賀のインからトップに浮上。モリワキが最高峰クラスに復帰してから初めて決勝レースでトップに立った。

トップ清成、2番手中須賀、3番手高橋巧、その後方には高橋裕紀がつける。高橋裕紀は昨年最終戦直後に右肩の手術(脱臼しやすい)を行い開幕戦には間に合わせる予定だったが事前テストで悪化させてしまい右腕が思うとおりに動かない状態。しかし予選では4番グリッドを獲得し、レース1でも4位入賞を果たした。

「ところどころウェットパッチが残るコンディションで清成選手があんなペースで走るからこっちもある程度リスクを覚悟でペースを上げないとついて行けない」と中須賀にコメントさせるほど清成はハイペースで走行、しかし11周目の4コーナーであわやハイサイドを喫し、なんとか転倒を免れたがマシンを立て直す間に中須賀にトップを奪われる。トップに立った中須賀、ここでペースを上げる。こうなると中須賀の必勝パターンである。

みるみる後続を引き離し、2位に約10秒もの大差をつける独走でトップチェッカー!今季初のポール・トゥ・ウィンを飾る。事前テストから他を圧倒する速さを見せていた中須賀。「昨年、開幕戦から転倒が続いてここモテギでも2戦とも転倒していたので慎重に走ったが、清成選手の異常なまでのペースにしっかりとついていくことで後続とのマージンを開く事ができた。トップに立ってからは路面も乾いてきたのでペースを上げてしっかりと自分の走りができたのが良かった」と中須賀。

「骨折のケガのため事前テストを走れず、ワークス車輌のレース仕様のマシンになって初めて乗ったので正直不安だったのでリスクを避けて少しずつ慣れていこうと思った。予選まで思ったほどペースを上げられなかったので表彰台も難しいかな、と思っていたが決勝レースがドライで走れたのが幸いした。最後に清成選手を抜いて2位表彰台に上がれて最低限の仕事はできたかな」と高橋巧。

「このレースウィークドライでの調子が良かったので予選では最低3列目までには入りたいと思ってプッシュしていたらハイサイド転倒してしまった。ケガの程度はたいしたことなかったがマシンが大きく壊れてしまったので決勝レーススタートギリギリまでマシンを修復してくれたスタッフに感謝したい。決勝スタートで前に行く事ができなかったがこのコンディションは我々に味方すると思い序盤に勝負を仕掛けたらトップ争いをすることができたので良かった」と清成。

ヤマハ、ホンダのワークスにモリワキが食い込み、ちょっと変わった顔ぶれとなった開幕戦の表彰台。今シーズンの波乱を予感させるのか、明日のレース2がどんな展開となるのか楽しみである。

全日本ロードレース開幕戦「SUPERBIKE RACE in MOTEGI」の決勝レース1上位10位は以下の通り。

優勝:#21 中須賀克行YAMAHA FACTORY RACING TEAM
2位:#1 高橋巧Team HRC
3位:#23 清成龍一MORIWAKI MOTUL RACING
4位:#72 高橋裕紀MORIWAKI MOTUL RACING
5位:#11 渡辺一馬Kawasaki Team GREEN
6位:#090 秋吉耕佑au・テルルMotoUP RT
7位:#8 山口辰也Team SuP Dream Honda
8位:#46 星野知也TONE RT SYNCEDGE4413
9位:#31 津田一磨Team Baby Face
10位:#12 津田拓也ヨシムラスズキMOTULレーシング

Photo & text : Toshiyuki KOMAI

2018全日本ロードレース開幕戦 ART合同走行

いよいよ2018年シーズン開幕!ART合同走行、中須賀克行がひとり飛び抜け48秒台。

いよいよ2018年シーズンの全日本ロードレースが開幕した。今年は久しぶりに全クラス同時開幕、場所は栃木県:ツインリンクもてぎ。開幕戦は木曜日からレースウィークがスタート、2日目の金曜日はART合同走行が2本行われた。

中須賀克行(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)がただ一人48秒台の1分48秒541でトップタイム。しかも自ら持つコースレコードまで0.081秒差と、抜き出ている。2番手には1分49秒167でチームメイトの野左根航汰(YAMAHA FACTORY RACING TEAM #5)がつけてヤマハファクトリーがワン・ツー。

今シーズンのJSB1000クラス、一番大きな変化はレース数が増えたことだ。全9戦のうち5戦が土日2レース制となり年間レース数は13レースとなる。昨年までは1レース落とすと致命的だったが今年は挽回の余地がある。お客様にとってもレース数が増えるのは嬉しいことであろう。

ホンダが10年ぶりにワークスとして復活、名門チーム「Team HRC」から昨年のJSB1000クラスチャンピオン高橋巧が参戦。ホンダとヤマハのワークス対決も話題のひとつと言える。

昨年のJ-GP2クラスチャンピオン水野涼(MuSASHi RT HARC-PRO. Honda)、ST600クラスチャンピオン前田恵助(YAMALUBE RACING TEAM)、生形秀之(エスパルスドリームレーシング・AI)がJSB1000クラスにステップアップ、昨年まで海外で参戦していた渡辺一樹がヨシムラスズキMOTULレーシング入りなどライダーの顔ぶれも大きく変わり、今シーズンのJSB1000クラスは面白くなるだろう。

前日の木曜日は好天に恵まれたが、夜間に雨が降り金曜日の朝は路面が乾かずハーフウェット。JSB1000クラスの走行辺りから乾きはじめるものの様子見が多かった。午後の走行は完全ドライだったが風が強く吹いた。
総合3番手に1分49秒242で清成龍一(MORIWAKI MOTUL RACING)がつける。

総合4番手はカワサキ移籍2年目の渡辺一馬(Kawasaki Team GREEN)が1分49秒287。

総合5番手にヨシムラに電撃移籍した渡辺一樹の1分49秒441。6番手にヨシムラのエースライダーとして6シーズン目を迎える津田拓也の1分49秒494。

7番手に高橋巧(Team HRC)1分49秒545。3月にケガを負い心配されたが開幕に合わせてきた。高橋までが49秒台であった。

ART合同走行総合の上位10位は以下の通り。

1:#21 中須賀克行YAMAHA FACTORY RACING TEAM 1’48”541
2:# 5 野左根航汰YAMAHA FACTORY RACING TEAM #5  1’49”.167
3:#23 清成龍一MORIWAKI MOTUL RACING 1’49”.242
4:#23 渡辺一馬Kawasaki Team GREEN 1’49”.287
5:#26 渡辺一樹ヨシムラスズキMOTULレーシング1’49”.441
6:#12 津田拓也ヨシムラスズキMOTULレーシング1’49”494
7:#1 高橋巧Team HRC 1’49”.587
8:#72 高橋裕紀MORIWAKI MOTUL RACING 1’50”.050
9:#090秋吉耕佑au・テルルMotoUP RT 1’50”.223
10:#75 前田恵助YAMALUBE RACING TEAM 1’50”.647

photo & text : Toshiyuki KOMAI

 

 

 

2018 「MFJ親子バイク祭り」開催

「2018 MFJ親子バイク祭り」が第45回東京モーターサイクルショーの特設会場で開催された。このイベントは二輪モータースポーツの普及、振興のために、
・親子でバイクに触れる場の提供
・モータースポーツの入り口である「キッズバイク」のバックアップ
・ミニバイクレースとロードレースの架け橋となるイベントの実施
を3本柱として5年後、10年後のユーザー育成を目的とした参加型のイベント。

ちびっ子のうちからバイクに触れて楽しさを覚え、ミニバイクレースの中で安全とマナーを覚える。日本の二輪モータースポーツの未来を担う子どもたちを育てるとても有意義なイベント。今年は3日間で延べ406名ものちびっ子達が参加、昨年に比べて大幅に動員が増えている。

今年はあと3回開催される。
2018年4月22日モーターファンフェスタ 会場:静岡県 富士スピードウェイ
2018年7月1日全日本ロードレース選手権 会場:茨城県 筑波サーキット
2018年9月〜10月 開催日:場所、未定

インストラクターとして手島雄介、名越哲平、羽田太河、國峰啄磨、上原大輝、亀井駿、山中琉聖、豊島 怜の全日本ロードレースのライダーたち8名が参加。みんな指導には慣れているようでとても優しく、そして丁寧に教えていた。「止まれ、の意味はわかったよね」「お父さんお母さん、帰り道にこの標識を見かけたらお子さんと一緒に意味を思い出して語りかけてください」と子どもたちだけではなく親御さんと一緒に考えることを提言していたのが印象的だった。一日中バイクに触れたちびっ子たちのキラキラの笑顔は大切な宝ものだと思う。

手島雄介

長年MFJ親子バイク教室に携わってきましたが、今年から日本郵便さんが冠スポンサーに付いていただき、それまで個別のコンテンツを展開していたものが、一体感を持って同じ方向を向いて展開できた事が大きな変化点だと思います。親御さんも「モーターサイクルショーに来れば親子バイク教室がある」と広く認知してもらっているようで親子でモーターサイクルショーに来場するご家族が増えてきていると感じています。しかも、お父さんが子供を連れてくる、と言うより子どもたちが「バイクに乗りたいからモーターサイクルショーに行きたい!」と言って来場する家族が増えてきたな、と感じています。自動車産業に携わるスポーツを通して子どもたちの未来に夢を与え人間形成ができるのがモータースポーツだと思うのでこれからそこに期待したいと思います。

名越哲平

年々このMFJ親子バイク教室の参加台数が増えてきていると実感しています。年々サーキット参加人数が減ってきているのにこの親子バイク教室の参加人数が増えているのは嬉しいです。インストラクターを始めた頃と比べると「バイクってなんだろ?」「バイク知ってるよ!」という子どもたちが確実に増えてきていると思います。参加している子供も「楽しい!楽しい!」と笑顔が絶えないのがやっていて嬉しいです。親御さんも心配すると言うより楽しんでいるのが印象的でした。これをきっかけにオートバイとモータースポーツに興味関心を抱いてもらえれば嬉しいです。

羽田太河

安全第一でいつもやっていますが今回も転倒者もなく無事に終えられて良かったです。みんな楽しんでもらえたと思います。今年で5年目のインストラクターですが、年々参加者は増えています。さらに「楽しい!」「もう一回やりたい!」と言うお子さんが増えていると実感しています。自分もポケバイからスタートしているのでこんなちびっ子の時からバイクに慣れ親しむのはとても大切な事だと思います。

國峰啄磨

いろんな子どもたちがいるので楽しかったです。昔、自分もここにいたんだな、と思いながら教えていました。自分の原点はこのポケバイだし、ここからバイクが好きになって将来のライダーになってくれれば嬉しいです。ちょうどこれ位の年齢がいろんなものを吸収しやすいのですぐにバイクの乗り方も上達すると思います。親御さんと一緒になって楽しんでいる姿をみるとこっちも嬉しくなります。

上原大輝

子どもたちが「怖い」というより「乗りたい」という印象が強かったです。ちょっと教えただけですぐに乗れるようになり、転倒した子供もいたけどその後すぐにもっと乗る!と言っていました。子供も親御さんも「サーキットで乗りたい」という声が多かったのがすごく嬉しかったです。今回初めてのインストラクターをやり、教えながら勉強になることが多かったです。小さい頃からバイクに接することはとても大切な事だと思います。

Photo & text : Toshiyuki KOMAI

 

ウェビック チームノリック ヤマハ 2018年チーム体制」発表会

東京都世田谷区・株式会社リバークレイン本社で「ウェビック チームノリック ヤマハ 2018年チーム体制」発表会が開催された。

「世界で通用する日本人ライダーを育てたい」故・阿部典史選手の強い要望により2006年に設立されてから今年で12年目を迎える。チーム設立当初から参加していた野左根航汰はヤマハのユースチームを経てファクトリーチーム:YAMAHA FACTORY RACING TEAMで活躍している。

チームノリックをサポートしている「ウェビック」(株式会社リバークレイン)も今年7シーズン目を迎える。

昨年は最高峰クラスのJSB1000クラスへ参戦をしたが今年はチームのポリシー「世界を走れる若いライダーを育てる」に立ち返り14歳と12歳と、大幅に若いライダーを起用した。

全日本ロードレースでは阿部恵斗(あべ けいと)が14歳でJ-GP2クラスへデビュー。2013年にウェビック チームノリック ヤマハJr.に加入、2015年から地方選手権にデビュー。まだ小学生だった当時の発表会では直前に骨折して松葉杖をついての会見参加であった。

2017年にチームに加入した青田魁(あおた かい)はまだ12歳の小学生。筑波ロードレース選手権に参戦。そして故・阿部典史選手の息子、阿部真生騎(あべ まいき)は筑波ロードレース選手権J-GP3クラスに挑戦する。阿部は今年1月に鎖骨を骨折、さらに2月にも同じ場所を骨折するというデビュー前から話題満載で登場した。

阿部恵斗(14歳):J-GP2クラス

「いままで乗っていたバイクとは重さもライン取りも全然違うので最初は戸惑ったけど、開幕戦モテギに間に合うように練習しています。筑波サーキットやもてぎは走ったことがありますが、それ以外のコースは走ったことがないので不安はありますが、そんなことは言ってられないので限られた時間(事前テスト)の中でコースを攻略して上位陣に食らいついて行きたいです。」「恐らく自分がJ-GP2クラスで最年少参戦となると思うので、周りの先輩達に臆することなく積極的に攻めていきたいです。自分の限界を超えられるように努力して筑波ともてぎでは上位進出を狙っていきたいです」尊敬するライダーはノリックこと阿部典史選手とバレンティーノ・ロッシ、将来の夢はMotoGPチャンピオンという阿部。筑波選手権からいきなり全日本ロードレースへのデビューであるが、走りのセンスと度胸を見込まれての参戦、若いチカラに期待したい。

青田魁(12歳):筑波ロードレース選手権S80クラス他

「今年から筑波ロードレース選手権S80クラスに参戦します。2年前からキッズバイクに乗り始めて、去年本格的に各地を転戦しました。筑波サーキットを走るのは初めてですが表彰台にたくさん乗れるように頑張ります。将来の目標は全日本チャンピオンです」尊敬するライダーはノリックとマーベリック・ピニャーレスと言う青田。まだあどけなさは残るが昨年SUGO西コースのKIDSクラスコースレコードを記録して優勝する速さを持つ。

阿部真生騎(14歳):筑波ロードレース選手権J-GP3クラス

「去年からバイクに乗り始めた全くの初心者ですが、6月の筑波ロードレース選手権で上位進出できるように頑張っていきたいと思います。よろしくお願いします。」とコメント。昨年の11月に産まれて初めてバイクに乗ったという阿部真生騎。きっかけはお母さまからの「バイクに乗ってみれば?」のひとことだったという。それまでバイクに興味は無かったが、乗ってみたらその楽しさに惹き込まれたそうである。人生初骨折を今年の1月に負った。さらに2月にも同じ場所を骨折、それでも「バイクを止めたいとは全く思わなかった」と阿部。お父さんは誰もが知るノリックこと阿部典史選手「やがてはお父さんと同じ部隊(世界GP)に立って活躍したいです」と将来の夢を語った。

阿部光雄監督

「昨年は上和田拓海にチームノリックから脱皮してワークス系のチームに入れたいと思ってJSB1000クラスに参戦しました。今年は本来の目的「MotoGPライダーになれる、勝てるライダーを育てる」というチームポリシーに原点回帰して一気に若いライダーを起用しました。

阿部恵斗はまだ14歳。この若さでJ-GP2クラスに参戦させるのは荷が重いかな、とは思いましたが3年計画を見据えて、今年はまず慣れること、勉強に専念して、来年は勝てるライダーに、そして再来年にチャンピオン獲得、4年後にはMoto2へ行けるように育てていきたいと思います。

青田魁はまだ小学生。足もとどかないような状態でバイクに乗っていますが非常にセンスが良い。長い目で育てていきたい。恵斗の後ろを追いかけて世界の舞台で走れるようなライダーになって欲しいです。

阿部真生騎は皆さんご存知のノリックの息子です。2017年の11月にバイクに初めて乗った初心者です。でも非常に元気があり、今年に入って2度も骨折していますがバイクを止めたいとは言わずその楽しさにのめり込んでいます。6月の筑波選手権参戦に向けて3月中旬くらいからしっかりとトレーニングを行いたいと思います。

この若い3人のライダーの応援を何卒よろしくお願いいたします。」

信濃孝喜 株式会社リバークレイン代表取締役社長

「チームノリックの「若いライダーを育成する」というビジョンに共感してサポート開始から今年で7年目を迎えます。今年は「将来のMotoGPライダーを目指して若いライダーを育てる」というチーム設立当初の目的に立ち返り、改めて若いライダーをサポートします。

ライダーのステップアップの道筋環境が大きく変わり、サポート当初阿部監督と話していた“チームノリックから国内ワークス系チーム、そして世界へ”は今となっては難しくなっています。しかし、アジアロード選手権からMoto2へ、そのMoto2クラスにNTSさまやテルルさまのように日本企業の参画も増えて世界への道筋を考えやすい環境になってきています。阿部恵斗は子供の頃からチームノリックで鍛錬してきて、世界への道筋の兆しが見えてきたこのタイミングでJ-GP2クラスへの参戦は好機かな、と思い参戦を決めました。

チームノリックが今まで培ってきた人脈やノウハウを活かして子どもたちの夢を叶えて上げられるように全力でサポートしていきますので、みなさまにも暖かい目で見守って欲しいと思います。」

チーム設立当初から一貫して「世界で通用するライダーを育成したい」という目標に向けてブレずに活動をしているチームノリック。そして、その姿勢に共感してサポートを続けているリバークレイン。この良好な関係を継続してほしいし、ノリックのような世界中から愛され、活躍するライダーが一人でも多く輩出されることを願っている。

Photo & text : Toshiyuki KOMAI

「ミクニ テリー&カリー」2018年参戦体制発表会

オートバイ・自動車のキャブレターや燃料噴射装置などを製造する大手メーカー:株式会社ミクニが運営するレーシングチーム「ミクニ テリー&カリー」の2018年参戦体制発表会が東京都千代田区・ミクニ本社で開催された。当日は50名を超す参加者が来場する大規模な発表会であった。

「毎年この発表会は期待と不安が入り交じって迎えますが、今年は期待しかありません」と開口一番にチーム代表の待島敦久氏が語った。「今年は全日本ロードレース参戦の集大成の年としてズバリ、チャンピオン獲得を狙います。それほどの布陣で臨みます」とその自信をのぞかせる。

今年はライダーを一新した。2015年2016年とMotoGP Moto3クラスに参戦、2017年はスペイン選手権(CEV)Moto2クラスに参戦していた尾野弘樹をJ-GP2クラス起用する。村瀬健琉(むらせたける)はJP250クラスにスイッチして参戦。そして、強力な助っ人として武田雄一をアドバイザーに迎え入れた。

「ミクニ テリー&カリー」は一貫して若手ライダー育成を目的としている。チーム代表の待島敦久氏、チーム監督の高橋淳一郎氏をはじめスタッフ全員がミクニ社員の社内チームである。1997年、高橋氏が「レースをやりたいから」という理由で全日本ロードレース参戦を開始、今年参戦21年目を迎える。J-GP2クラスには2011年から参戦を開始、星野知也、津田一磨、長尾健吾を輩出した。

尾野弘樹(おのひろき)1992年7月15日生まれ 25歳

2007年全日本ロードレースGP125ccクラスにフル参戦を開始、2008年にはシリーズランキング3位を獲得。2010年からは参戦の舞台を世界に移し、2013年にはアジア ロードレース選手権HONDA CBR250アジア・ドリーム・カップでシリーズチャンピオンを獲得。2017年、スペイン選手権(CEV)で初めて600ccマシンを駆るMoto2クラスに参戦、シリーズランキング8位を獲得。そして今年、J-GP2クラスにフル参戦する。

「長年サポートいただいたホンダさまからスイッチするのはとても悩みましたが、今年、自分自身の最高のパフォーマンスを発揮できるのがこのチーム、全日本ロードレース選手権だと確信したので「ミクニ テリー&カリー」への移籍を決意しました。今年の目標は当然全日本チャンピオン獲得ですが、自分自身まだ世界への挑戦を諦めていませんので、”世界グランプリを走るに値するライダーだ”とみなさまに評価されるようなレースを魅せたいと思います。全日本選手権は8年ぶりの復帰、そして600ccで全日本を走るのは初めての挑戦になりますが、チームスタッフと一丸になって良い仕事を行い、最終戦鈴鹿で今日ここにお集まりのみなさまと最高の結果を喜び合えるように頑張っていきます。みなさまの応援を何卒よろしくお願いいたします。」

2005年のMotoGPイタリアグランプリで食事をした際に「将来はウチ(ミクニ テリー&カリー)で走りなよ」と冗談で言ったら今年本当にそうなってしまいました」と高橋監督。昨年までCEVを走らせていたNTSの生田目將弘社長も快く尾野を送り出しチーム移籍が実現した。NTSは今年MotoGP世界グランプリMoto2クラスに車体提供メーカーとして参戦、CEVへの参戦を諦めざるを得ない状況となり、そこにミクニ テリー&カリーへの移籍の話が舞い込んできて快諾したそうである。さらに、「今年のMotoGP日本グランプリMoto2クラスへのワイルドカード参戦も視野に入れている」との嬉しいコメントもあった。
この二人、似ているのでサーキットでよく間違われるようである。

「昨年末にミクニ テリー&カリーさんへの参戦が決定しました。CEVを走れなくなり、ただ単純に世界から全日本へ移籍するだけならレース界から引退するつもりでした。自分の目標はあくまでも世界で走ることです。ミクニ テリー&カリーさんは自分の気持ちを十分に理解してくれて、ここなら世界への挑戦の道が残されている、また生田目さんもワイルドカード参戦のチャンスをくださりました。だからモチベーションを下げることなく思いっきり全日本ロードレースを走ることができます。
今年(チャンピオン獲得という)プレッシャーを感じていますが、世界で走ってきた経験は自分にとって自信のひとつになっていますので、気負うことなく自分の走りを魅せていければと思います」

 

村瀬健琉(むらせたける)1998年2月2日生まれ 19歳

2015年加賀山就臣が立ち上げた「Suzuki Asian Challenge」にフル参戦、ランキング3位を獲得。2016年から「ミクニ テリー&カリー」に所属、ヘルパーとして全日本ロードレースに帯同する傍ら、ピレリ600チャレンジカップに参戦、2017年にはJ-GP2クラスに参戦。年間22回という転倒を喫しシリーズランキング17位。今年はJP250クラスにスイッチして参戦する。

「昨年は22回の転倒というとんでもない記録を作りご迷惑をおかけしました。去年取り組めなかった部分がかなりあるので今年はもう一度基本に立ち返ってJP250クラスを走り、ライダーとして、一人の人間として成長できるように基礎をキッチリと学び直したいと思います。転倒の多さしか印象に無いかもしれませんが、昨年の後半にはタイムも上がってきたので、そのスキルをJP250クラスにも活かして勝てるライダーになれるように努力していきます。参戦するからにはチャンピオン獲得を狙いたいと思います。みなさん応援をよろしくお願いします。」

6年間Team KAGAYAMAでチームを支え、一昨年には浦本修充をJ-GP2クラスチャンピオンに育て上げた武田雄一がチームのアドバイザーとして就任した。ライダーの気持ちを十分に理解し、的確なアドバイスを出せる武田の加入はチームにとってとても心強いことであろう。

「6年間Team KAGAYAMAで学んできたことがたくさんあります。ライダーとしてレース界にいましたが、ライダーを支える立場としても長くこのレース界にいますのでライダーの気持ちを理解できる人間がチームの中にいれば心強いのではないかと思います。チャンピオンを獲るにはチームがひとつにならなくては無理なのでその部分で少しでもお役に立てればと思います。」

「このチームは社員チームなので本業の仕事を行いながらの参戦。本気でチャンピオンを獲ろうと思ったらスキルが足りない。レースの世界を知り尽くし、勝つためにやるべきことをしっかりと指摘してもらえるプロフェッショナルが必要」と高橋監督は武田起用の理由を説明する。

来賓として来場していたTeam KAGAYAMAの加賀山就臣代表からひとことご挨拶。

「自分がチームを立ち上げて7年、ミクニさんの21年に比べればまだまだ歴史は浅いのですが、ライダーとして30年近く走ってきた経験、チームオーナーとしての7年間の中で経験してきたことを、ミクニさんのライダー二人に伝えて自分なりに協力できればと思います。特にJ-GP2クラスでは2年前にチャンピオンを輩出することができたので情報共有できる部分は多くあると思います。」

余談であるが昨年、ある記録が村瀬に抜かれるのではないかとヒヤヒヤしていたそうである。それは年間の転倒記録。加賀山は1995 年に年間転倒24回という記録があるらしい。しかしその記録は塗り替えられることなく村瀬の転倒は22回であった。「転倒を恐れず果敢に攻める走りは、大物ライダー、レジェンドライダーに通ずるものがあると思うので今年JP250クラスでキッチリ基礎を学びながら将来の速いライダーを目指して欲しい」とエールを送っていた。

「ミクニ テリー&カリー」と言うチームは、会社で各々の日常業務をしながらレース活動を行う並大抵のことではないが、みんなオートバイが好き、レースが好き、でやっていると、全員の満足げな表情が印象的であった。

 

Photo & text : Toshiyuki KOMAI

MFJ MOTO AWARDS 2017 開催

「MFJ MOTO AWARDS 2017」が東京都大手町・日経ホールで開催され、全日本ロードレース、全日本モトクロス、全日本トライアル、全日本スノーモビル、全日本スーパーモト、全日本エンデューロ、各選手権シリーズの各カテゴリー上位3名が表彰された。

自由民主党モータースポーツ振興議員連盟事務局長:三原じゅん子参議院議員がご挨拶。「自由民主党モータースポーツ振興議員連盟は“モータースポーツをもっともっと盛り上げて行こう”という単純な思いで作られた議員連盟です。ヨーロッパと比べると残念ながら日本は今ひとつ注目度が足りないな、と感じています。ライダーのみなさんがどれだけ凄い技術を身につけているのか、ということを日本はもとより世界に向けて発信して応援していくのが私たちの役割だと思っています。二輪、四輪問わずモータースポーツで頑張っている人を様々なカタチでしっかりとサポートていきたいと思います」とご挨拶。議員連盟会長杯は、MFJロードレースアカデミーから着実にステップアップをして、今シーズン見事ST600クラスチャンピオンに輝いた前田恵助に贈られた。

全日本ロードレースの表彰

J-GP3クラス チャンピオン:伊達悠太、2位:小室旭、3位:古市右京
J-GP3 Youth Cup:伊達悠太
ST600クラス チャンピオン:前田恵助、2位:國峰啄磨、3位:岡本裕生

J-GP2クラス チャンピオン:水野涼、2位:関口太郎、3位:生形秀之

JSB1000クラス チャンピオン:高橋巧、2位:津田拓也、3位:渡辺一馬

また、海外で活躍する日本人選手を称える「海外参戦功労賞」として

MotoGPルーキーズカップ チャンピオン:真崎一輝
アジアロードレース選手権 SS600クラス ランキング3位:羽田太河
アジアロードレース選手権 AP250クラス ランキング2位:小山知良
アジアロードレース選手権 SUZUKI ASIAN CHALLENGE 第3位:藤田哲弥
アジアタレントカップ ランキング2位:埜口遙希
FIMトライアル・デ・ナシオン 第3位:TEAM JAPAN(小川友幸、黒山健一、藤波貴久)
が表彰された。

ロードレース特別賞として

ルーキーオブザイヤー
J-GP3クラス:中島元気
ST600クラス:國峰啄磨
J-GP2クラス:岩戸亮介
JSB1000クラス:濱原颯道

ベストチーム
J-GP3クラス「BATTLE FACTORY」:永友正代表
ST600クラス「伊藤レーシング」:伊藤巧監督
J-GP2クラス「TEAM HARC-PRO」:本田光太郎監督
JSB1000クラス「MuSASHi RT HARC-PRO. Honda」:本田光太郎監督
が受賞した。

 

各クラスのチャンピオンに今年の振り返りと来季の抱負を聞いてみた。

最高峰クラス参戦9年目にして念願のシリーズチャンピオンに輝いた高橋巧。

「最終戦鈴鹿のインタビューで“時間が経てば(チャンピオンか獲得の)嬉しさを感じると思う”と言いましたが、現時点でもそれほど実感が沸いていません」と、意外なコメントから始まった。

「チャンピオンを獲ったことは事実として嬉しいのですが内容が内容だっただけに素直に喜ぶことができません。レースの闘い方しかり、優勝回数しかり、開幕からの2回の優勝が“中須賀選手が転倒したから”と思われたくないので、来年は誰もが認める実力で、レース内容も納得できる勝ち方でチャンピオンをもぎ取りたいと思います。」

新型CBR1000RRの開発も担ってきた高橋、マシン開発について尋ねてみると

「今年新型のCBR1000RRになり、海外のレースであまり成績を残せていないなかで自分がチャンピオンを獲れたことは嬉しく思います。自分を追い込むことができたことが今年の良い流れを作れたし、一歩前に踏み出せたと思います。レースで使うマシンに乗れる時間が増えたことで、マシン開発はもちろん、レース戦略を考えながら乗る事ができたことが今年の戦績に活きてきたと思います。」

とコメント。この表彰式の後すぐにスペインへテストで飛び立った高橋。全日本ロードレース2連覇に向けて早くも始動している。

 

2年目の今年は圧倒的に強かったJ-GP2クラスチャンピオン:水野涼。

「自分は最終戦を待たずに岡山大会でチャンピオンを決めたので最終戦ではあまり実感が沸きませんでしたが、今年いっぱいはチャンピオンとしての気持ちを楽しんで年が変わったらまた新たな気持ちに切り替えて挑戦していきたいと思います」

「年間を通してみればすごく良いシーズンだったと思っています。全日本ロードレースで以外にも鈴鹿8耐、Moto2のワイルドカード参戦など走る機会をたくさんいただけた事が自分にとってすごくプラスになりました。その結果が全日本の7戦5勝に繋がったかな、と思います」

「苦しんだ昨シーズン一年間の反省点、課題をベースに改善点をガラリと変えたことが大きいのではないかと思います。サスペンションを変更して戦闘力が格段に向上したマシンにすぐ自分が合わせることができて開幕から2連勝、これが今年の良い流れを作ったと思います。」

「来シーズンの体制はまだ決まっていませんが、チャンピオンとして臨むシーズンなのでいろんな場面で注目されると思います。その良い意味でのプレッシャーを感じながら、昨年のような気負いして結果ばかり求める空回りすることがないように、自分のやるべきことをしっかりとやれば結果はついてくると思うので来シーズンもしっかりと走りたいと思います。」

 

昨年の最終戦の悪夢を断ち切りST600クラスのチャンピオンに輝いた前田恵助。

「チャンピオンを獲った、という実感を最近になって感じてきました。(伊藤レーシング代表)伊藤さんから頼まれる仕事の量も質も向上してきたので“伊藤さんから認められてきたのかな”と嬉しく感じています。」

「今シーズンは鈴鹿8耐に参戦したり、初優勝飾った後のオートポリスで失敗、そこからまた巻き返しは図る中で苦しさも楽しさも味わいながらチャンピオンを獲ることができました。この様々な経験が自分にとってとても大きな糧となっていると思います。」

「最終戦鈴鹿は昨年の悪夢があるので“とにかくコケずにゴールしよう”、それしか考えていませんでした。ライダーなので決勝レースがスタートしたら勝ちに行こう、と思いましたがそこで力が入っている自分に気付き、とにかくコケずにゴールする、と心掛けました。」

「来シーズンの体制はまだ決まっていませんが、600cc(J-GP2クラス/ST600クラス)に乗るなら当然チャンピオンを狙っていきます。1,000ccに乗れるなら常に一ケタでゴールできるように上位陣に食らいついていきたいと思います。」

三原じゅん子参議院議員から自由民主党モータースポーツ振興議員連盟会長杯を授与されたが事前に聞いていなかったそうである。

「口から心臓が飛び出るのではないかと思うくらいめちゃくちゃ緊張しました。こんな素晴らしい賞をいただけたことはとても光栄です。そして、三原じゅん子さん、めちゃくちゃキレイでした!」

 

激戦のJ-GP3クラスを制した:伊達悠太。

「鈴鹿が終わって約1ヶ月経ち、周りの人たちから「チャンピオンおめでとう!」と声をかけられる機会が増えて、その度に「チャンピオンを獲ったんだ」という実感が沸いてきます。

「今シーズンはとても難しいシーズンでしたが、全日本ロードレース初優勝から年間最多優秀でチャンピオンを獲れたことは自分も成長できたのかな、と思います。但、ポールポジション獲得はゼロでしたし、タイム的にも伸び悩んだのでそこは来年に向けた課題、改善点だと思っています。」

「昨シーズンのレースは序盤トップ集団について行けたのに中盤から離されていく展開が多かったのですが、今シーズンはそのような展開が少なく、自分が前を引っ張っていく展開もできたし、レース展開を冷静に見られるようになりました。がむしゃらに抜くのではなく、考えながら作戦を立ててから抜くということもできてきたので、そう言う意味で成長できたと思っています。」

「来シーズンの体制は決まっていませんが、どこで走るにしても“チャンピオンとしての走り”をしっかりと魅せられるレースをしたいと思っています。」

 

2018年シーズンの概要が発表され、JSB1000クラスは年間13レースとなり、2レース制のサーキットが増える。ライダーも観戦するお客様もエキサイティングなバトルが観られることだろう。ライダーたちが織りなす人間ドラマをぜひサーキットの現場で観て欲しいと思う。

 

Photo & text :Toshiyuki KOMAI


Team KAGAYAMA「2017シーズンエンドパーティ」

Team KAGAYAMAの2017年を締めくくる「シーズンエンドパーティ」が神奈川県横浜市・マリンタワー4Fの「THE TOWER RESTAURANT YOKOHAMA」で開催された。

ベイブリッジや横浜公園を望むウッドデッキには鈴鹿8耐を走ったレーシングマシンが展示され、普段のサーキットとは違うスポットライトを浴びていた。チーム関係者、スポンサー、そしてTeam KAGAYAMAをいつも応援している熱心なファンのみなさまなど100名を超える方々が集まる盛大な会となった。

今シーズン、Team KAGAYAMAは最高峰のJSB1000クラスに2台体制で臨み、チーム代表、総監督、ライダーと二足も三足もわらじを履く加賀山就臣がランキング10位、昨年J-GP2クラスチャンピオンからJSB1000クラスへステップアップした浦本修充がランキング13位。また、若手育成のためのJ-GP2クラスに三原壮紫はランキング13位。

加賀山就臣は冒頭「Team KAGAYAMAを立ち上げて7年目。3人で闘った今シーズン、リザルト的にはあまり胸を張れる結果ではありませんでしたが、(浦本)修充が世界(スペイン選手権)に出ていくなど二輪レース業界に面白いニュースや話題を提供出来たかな、と思っています。チームがここまで来られたのは応援して下さっているファンのみなさまと関係各所のみなさまのおかげです。本当にありがとうございます。」と挨拶。

続いて浦本修充からの挨拶「今年もみなさまの多大なるサポートのおかげでレースを走ることができました。今年は去年のチャンピオン獲得と比べると非常に残念な結果となってしまい申し訳ないと思っています」

と、ここで加賀山から「オレより良かった結果があっただろ?今年のTeam KAGAYAMAイチバンのニュースだよ(笑)」と突っ込みが入る。「はい。。。オートポリスでポールポジションを獲りました」と控えめなコメントで会場を笑わせた。「今年は結果に繋げられませんでしたが、鈴鹿8耐、スペイン選手権、と数多くのレースに参戦させていただいたことが自分にとってとても大きな糧となっています。この経験を基に来年はしっかりと結果を出してきたいと思います。」

今年からTeam KAGAYAMAに参加した三原壮紫。「今年から加賀山さんのチームで走らせてもらって、最初はバイクに慣れるだけで精一杯だったのですが後半戦に向かうにつれバイクのセットアップも上手く詰められてきたかな、というところでシーズンが終わってしまい不甲斐なさを感じています。今年の結果には満足していませんが、今年習得したさまざまなことを来年に活かして結果を残してきたいと思いますので今後とも何卒よろしくお願いいたします。」と緊張した面持ちで挨拶。

Team KAGAYAMA立ち上げ当初からずっとサポートを続けている株式会社ワースワイル岡本章弘社長「自分は清水エスパルスドリームレーシング(生形秀之)の監督をしていましたが今は監督から身を引いているのでTeam KAGAYAMAのパーティで堂々と乾杯の挨拶をすることができます」と笑いを誘うご挨拶。さらに「ユキオ、アジアロード選手権鈴鹿で自分が3位表彰台に立った大事なリザルトを忘れているだろ?」「あれは誰が見ても実力でもぎ取った正々堂々の3位表彰台。見事だと思う。Team KAGAYAMAは来年も、その先も私たちに感動とドキドキを与えてくれると思います!」と乾杯のご挨拶でシーズンエンドパーティがスタートした。

ファンをすごく大切にするTeam KAGAYAMAのメンバーは、お客様と積極的にお話をする。記念撮影に気軽に応え、多くのファンの方がライダーたちの周りに集まって写真を撮っていた。

今年は三原壮紫についてしっかり指導してきた武田雄一、その武田が発起人となって実現した「TKレンタルバイクシリーズ in サーキット秋ヶ瀬」。ツナギやヘルメットなど装備類を持参すればSUZUKI FU150をレンタルしてレースに参加できる。そんなワークスライダーのような待遇で気軽に出場できるレンタルミニバイクレースを今年からスタートさせた。今年は6戦開催、そのシリーズランキング表彰式も開催した。

「大人が子供の頃のように純粋な遊び心で気軽にレースを楽しんで欲しい、そんな思いで今年スタートさせました。レースってやってみないとわからないことがたくさんあるのでまずは乗って欲しいと思います。今年初めてレースに参戦した人がランキング上位に入賞しました。」「TKレンタルバイクシリーズは加賀山就臣レプリカが多く走るのでオフィシャルが困る、というオチもありました」と大成功に終わったTKレンタルバイクシリーズ in サーキット秋ヶ瀬を総括した。

ほぼ半数の人に当たるのではないかと思われるほどの景品が当たる抽選会は大盛り上がり!

そして横浜を拠点に活動するロックバンド「1-E(イチノイー)」の生演奏。地元が加賀山と同じ横浜の「I-E」はTeam KAGAYAMAをずっと応援しており、鈴鹿8耐のメインステージで演奏した。

楽しいパーティもあっという間に時間は経過し、最後は横浜を代表するバッグの老舗「株式会社キタムラ」専務取締役:北村美知子さんより中締めのご挨拶。美知子さんは、加賀山就臣と中学校の同級生でチーム立ち上げの前から加賀山を陰から日向からサポートしてきた北村信氏のお母様である。「レース観戦に行くきっかけは2013年、加賀山君がケビン・シュワンツをレースに招聘した鈴鹿8耐でした。そこで“バイクレースってこんなに素晴らしいものだったんだ”と感動しました。そして、Team KAGAYAMAを支えている熱心なサポータ—のみなさまは、この加賀山就臣というオトコに惚れているからこそ集まって下さっていると思います。これからも加賀山就臣とTeam KAGAYAMAをよろしくお願いします!」と中締めのご挨拶。北村美知子さんは2013年以来毎鈴鹿8耐観戦に一人でも行っているとのこと。それほど鈴鹿8耐というレースは、加賀山就臣というオトコは魅力的だという事だ。

最後に全員で記念撮影。来年度の活躍を誓い、Team KAGAYAMAの2017年レースシーズンは幕を閉じた。

パーティの後、加賀山に感想を聞いてみた。

「横浜出身の自分としては横浜の魅力も伝えたくてこのパーティ会場にはこだわってきた。海の上で開催したり、オシャレな洋館で開催したり、今年は横浜を象徴するマリンタワーで開催しました。年々来場者は増えていて昨年は80名、今年は100名を超えるお客様に来場いただきました。来年も再来年も10年後もこの会を開催していきたいと思います。」

「ライダーとしては今年ランキング10位と振るわなく、自分の不甲斐なさにフラストレーションが溜まりましたがやるべきことはしっかりとやりきったかな、と思います。来年への課題も見えたのでリベンジしたいと思います。」

「監督としては(浦本)修充を最高峰クラスへステップアップさせたこととスペイン選手権で走らせたこと、若手の三原壮紫を走らせたこと、アジアロード選手権のスズキアジアンチャレンジカップを完結させたことなど、自分としては合格点を出したいと思っています。」

「来年の体制はまだ決まっていませんが、みんながまた驚くような話題を提供したいと思いますので楽しみに待っていて下さい!」

来年もTeam KAGAYAMAの活動からは目が離せない。

Photo & text :Toshiyuki KOMAI

2017年 「ハルク・プロ 感謝の夕べ」開催

毎年恒例の「ハルク・プロ 感謝の夕べ」が東京都・立川グランドホテルで開催された。
今シーズンのハルク・プロは最高峰クラスJSB1000クラス:高橋巧、J-GP2クラス:水野涼、JP-250クラス:上原大輝と3クラスでチャンピオンを獲得した。会場には例年にも増して大勢のお客様がお祝いに駆けつけた。

「ハルク・プロと言うチーム名で参戦を開始して今年で30年目になります。その30年の節目に念願だった最高峰クラスのチャンピオンを獲ることができました。これもひとえにみなさまのおかげだと感謝しています。1988年から参戦を始めて継続して参戦している唯一のチームになってしまいました。これまで数多くのチャンピオンシップを獲得できたのもみなさまに支えていただいたおかげです。ありがとうございます。」と本田重樹会長から挨拶。

続いて、ハルク・プロのライダーによる今シーズンの結果報告が行われた。

先ずは最高峰クラスのチャンピオン高橋巧。「一年間ありがとうございました。ハルク・プロから参戦して8年目にしてやっとチャンピオンを獲ることができました。今年の反省点を活かして、自分の納得がいく結果を残して来年もチャンピオンを獲れるように頑張ります。来年も応援をよろしくお願いいたします。」

「今年はJ-GP2参戦2年目、昨年は1勝もできずに悔しいシーズンを過ごしましたが、今年は開幕から3連勝、年間で5勝を挙げてシーズンを通して強い走りができたかな、と思います。また鈴鹿8耐やMoto2へのワイルドカード参戦などたくさんの走行機会をいただいてライダーとして成長できたと思います。来年、どのクラスでもチャンピオンとして気負いせず強い走りを魅せられるように頑張ります」と水野涼。

 

「今年はたくさんの方々の支えのおかげで全日本ロードレースとアジアロードレース選手権のダブルエントリーに加え、鈴鹿8耐でも走ることができました。しかし、自分の思ったとおりの結果は残すことはできませんでしたが学ぶことが多く、自分自身も成長できたシーズンだったと思っています。今年学んだ事を活かして来年もしっかりと走りたいと思います。」と名越哲平。

「今年のレースは反省だらけでした。来年もレースはやりますがクラスは変えて参戦する予定です。51歳になりますがもう少し頑張って走りますので応援をよろしくお願いします」と51歳とは思えないほど若い赤間清がコメント。

「今年からハルク・プロで走らせていただきました。サポートしていただいたみなさまに感謝をお伝えしたいと思います。ありがとうございました。おかげさまでチャンピオンを獲得することはできましたが課題もまだまだたくさんあります。アタマでは課題を理解していたつもりでも走りに活かすことができなかったので来年はしっかりと克服してレベルの高いレースをしたいと思います」と弱冠二十歳の上原大輝が挨拶。

ここで、高橋巧から本田重樹会長へサプライズプレゼント。「8年もかかっちゃいましたけどやっとチャンピオンを獲ることができました。感謝の気持ちです」と、キレイなガラスエッチングの盾がプレゼントされた。
「ここで泣く場面?」と笑いでごまかしていましたが本田重樹会長はすごく嬉しそうな笑顔。

ハルク・プロ出身で来年はいよいよ日本人として2014年以来のフル参戦となる中上貴晶も来場。来季への意気込みを語った。「大勢の皆さまのおかげで来シーズンMotoGPにフル参戦することになりました。厳し世界だと思っていますので今まで以上の努力が必要です。このシーズンオフ、自分を厳しく追い込んでトレーニングを積み、来シーズンのスタートダッシュを切れるように頑張ります」

同じくハルク・プロ出身でMotoGPフル参戦を果たした中上の先輩でもある青山博一も来場。来季は今年中上が所属していたチーム・アジアの監督として世界を回る。「来年からチーム・アジアの監督として参戦します。自分がライダーとして来られたのはチーム、スタッフ、サポートしてくださった人たちのおかげです。今度は監督としてみなさまへの恩返しのつもりで若手ライダーの育成に尽力したいと思います」とコメント。

今年の感謝の夕べには中上、青山博一ともう一人、ST600クラスで3度のチャンピオン、J-GP2クラスの初代チャンピオンを獲得した小西良輝も京都から駆けつけた。華々しく盛り上がった会は、本田光太郎社長から中締めの一本締めで締めくくった。

「ハルク・プロ参戦の30年目の節目に3クラスでチャンピオンを獲ることができました。これもひとえにみなさまがたのご協力があったからこそだと心より御礼申し上げます。ありがとうございました。これからもご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。」

来季の体制発表はなかったが、ハルク・プロのますますの活躍に期待がかかる。

Photo & text :Toshiyuki KOMAI